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(回答先: サダム処刑判決後にベネズエラ副大統領、ブッシュの裁判を要求/アラビアニュース 投稿者 white 日時 2006 年 11 月 07 日 19:14:40)
□フセイン大統領の死刑判決は新たな暴力を誘発する ヒート市民の感想 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2685039/detail
フセイン大統領の死刑判決は新たな暴力を誘発する ヒイト市民の感想
【アルジャジーラ特約6日】サダム・フセイン元イラク大統領に対する死刑判決に対して、イラク人数千人の抗議行動がアルアンバル、ディヤラ、ニネヴェの諸州で行われた。
イラク国民対話戦線の最高指導者、サリハ・アル=ムトラク氏はアルジャジーラの電話取材に対し、フセイン裁判を茶番だと非難し、マリキ首相の政権が追われるのも遠くないだろうと予言した。
ムトラク氏は「マリキ政権はイラクの安全上の危機の火に油を注いで、その危機を広げてしまった」と語った。また、イラク政府が判決が出る前に、国民に対して祝賀するよう呼び掛けたと批判し、「新しい政府はイラクの特赦計画というカン桶に最後のクギを打ち込んだのだ」と話した。
首都バグダッドの西方約180キロのヒイト市では、数百人のイラク人が抗議の意思表示としてAK47ライフルを空中に発射していたが、その間、他の人々もショックを受けたと口々に認めた。
同市に住むアンマル・ハミード弁護士は「私の人生で最悪の日です。サダムに対する判決が延期でもされないかと期待していたのですよ。私は、この国で暴力の新しい段階が始まることをとても心配しています」と話した。イラクの国民的統合への希望はどんどん薄れていくとも語った。
一方、同じ市の教師、ジャマル・ジュマーさんは、サダムが米軍の拘束下にずっと置かれるはずだと信じていて、「連中(米国)は自国内で政治家に対して死刑を執行していないし、欧州の多くの国でもそうです。すべての文明世界は、すでに欧州連合(EU)がそうしたように、死刑を退けてきたのですから」と話した。
ジュマーさんは、フセイン政権下と、殺し合いの騒ぎをしている戦後の新政権との間にほとんど違いはないと信じ切っていた。
アンバル州都のラマディ市は、米軍とイラク政府軍による連日の攻撃という目に遭っているが、商人のムイミン・アハメドさんは、今回下された判決はイラクでの暴力を終わらせようとしたものだが、結局は失敗するだろうと信じており、「連中はこの判決を出すことで、イラクの抵抗(レジスタンス)の果たしている役割をつぶそうとしているのさ」と話した。
アンバル州の多くのイラク人は、サダムの命運が尽きることをイラク政治の歴史の中の暗く、不穏な時代の終わりを示すものだと思っている。その一方で、世界の大国や地域的な強国が法廷の決定に対して公正さを欠く影響力を行使したと思っている者もいる。
ヒイト市出身の技師、ハレド・イブラヒームさんは「イラク政府は、多国籍軍がこの国を出て行くまで、この問題を先延ばしすべきだったのだ」と語った。
ともあれ、インタビューしたイラク人は誰も、国内の暴力ざたが考えられる将来にわたって増え続けそうだと思っていた。(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)
2006年11月07日16時12分