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中東でのアメリカの時代は終わった [イラク情勢ニュース]
http://www.asyura2.com/0610/war85/msg/1436.html
投稿者 white 日時 2006 年 11 月 07 日 22:22:55: QYBiAyr6jr5Ac
 

□中東でのアメリカの時代は終わった [イラク情勢ニュース]

 http://www.freeml.com/message/organizer-news@freeml.com/0001422;jsessionid=tstwkwjjx1

URUKNEWSイラク情勢ニュース           (転送・紹介歓迎)
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2006/11/07(火)

  [飛耳長目録 today'snewslist]

☆ビデオ: レジスタンスの作戦 2006/11/07
☆包囲されたバグダッド: 「中東でのアメリカの時代は終わった」
  (全文)

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☆★ビデオ: レジスタンスの作戦
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イラク・レジスタンスが米軍戦車を攻撃
Video:TheIraqiResistanceattackAmericanTank.

http://www.mazeka4all.com/files/aq.mpg


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☆★包囲されたバグダッド: 「中東でのアメリカの時代は終わった」
BaghdadisSurrounded:“TheAmericanEraintheMiddleEasthasended”
ByMikeWhitney InformationClearingHouse2006年11月3日
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http://informationclearinghouse.info/article15488.htm

※ 途中に前・後半の区切りを入れ、全文を掲載します。 (by山本史郎)


 ドン・ラムズフェルドは良き指導者ではない。事実、彼はひじょうに悪い指導
者である。リーダーシップは3つの基本要素で決まる−−すなわち正義感の人格
、健全な判断力、そして人のミスから学びとる能力である。このどれ1つとして
ラムズフェルドには備わっていない。結果として、イラクでなされた大事な判断
をすべて間違い、数え切れないイラク人とアメリカ軍兵士の命が失われた。ラム
ズフェルドが国防長官であるかぎり、このパターンがずっと続くことは疑う余地
がない。

 単純なテストをしてみよう。イラク占領で成功したものが次にありますか?

 安全保障は? 再建は? バース党排除は? イラク軍(旧)の解体? サダ
ムの弾薬庫の確保? 略奪の抑止? 防弾着? 連立政府? アブグレイブ? 
ファルージャ? 石油生産さえ半減してしまった。

 占領のあらゆる面がひどい災難つづきだった。なに1つ成功しなかった。すべ
てが失敗だった。

 すべて、だ。

 それにもかかわらず、ラムズフェルドは私たちに、「これらのことがらは複雑
なんだ」とか、私たちは「ひっこんでいる」べきだと決めつけた。

 ガーナーが賢明にもイラク軍を存続させるべきであり、多くのバース党員を政
府職員に残し(市民社会に受け入れ)、3つの主要グループ(スンニ、シーア、
クルド)から指導者を招集するべきだと助言したあと、アメリカの初代イラク総
督だったガーナーを罷免したのはラムズフェルドの判断だった。それはイラク社
会を刷新しネオリベラルの殿堂に変えるというラムズフェルドの計画と合わず、
そのためにガーナーは無造作にキッシンジャーの愛弟子であるポール・ブレマー
と首をすげ替えられた。

 ブレマーが抜擢されるや、事態は急速に坂道を転げおちて、かつてないほどの
悪化をたどるばかりだった。

 イラク社会にとっての甚大な損失と、莫大な人的災難、そして多くの人命を失
ったこと以外にも、天文学的な戦費が注ぎ込まれて、それは国防総省によって故
意に隠されてきた。最初は、(ネオコンのウォルフォビッツによると)、戦争の
費用は「石油収入でまかなう」と言われていたのに。もちろんそんなことにはな
らならかったが、実際の費用がジム・ウルフの書いた今週のワシントン・ポスト
の記事『PentagonExpandsWar-fundingPush』に登場した。その記事は次によう
に指摘した−−。

 「2006年度の補正予算が通過したことで、戦争関係の補正額はイラクとア
フガニスタンおよび軍事基地の安全強化に合計約4368億ドルとなり、超党派
の議会調査局は9月22日の報告書において、・・・2007年の国防予算にブ
ッシュ大統領によって5000億ドル以上追加される」

 その通り。1年間で戦争に1兆ドルを費やしている、つまり失っているのだ!

 それでも、国民の税金が無造作にメソポタミアのブラック・ボックスに注ぎ込
まれていることに、ペンタゴンが責任をとると期待しない方がよい。

 そう、「引っこんでろ」!!

 もう1つ言うなら、10月30日付ニューヨーク・タイムズに『イラクの武器
が行方不明』という論説が掲載された。それは次のように述べた。

 「米軍のイラク侵攻以来、50万丁の武器がイラク国防省と内務省に渡され、
ロケット砲、攻撃用ライフル、機関銃、狙撃用ライフルが含まれているが、きち
んと記録されているのは1万2128丁しかなかった。これらの武器のうち約3
7万丁は、その一部は疑いなく米軍兵士を殺すのに使われているが、イラク救済
・再建基金の管理下でまぎれもなくアメリカの納税者が支払ったものある。」

 別の言葉で言いかえるなら、私たちはアメリカ兵を殺している者に最新兵器を
譲り渡しているのであり、そのうえ、誰1人として責任を負わないでいる? ど
うしてこんなことになるのか? 

 ますます多くの者がラムズフェルドの失態に不満を募らせ、交替させる準備を
している。しかし国防長官はワシントンの著名なシンクタンクにいるネオコンの
ファンはもとより金融、大企業、軍事産業で強い味方から後押しを受けているの
で、大したことになることはない。彼はブッシュの支持も取りつけているが、チ
ェーニーとラムズフェルドが政府を牛耳ってからは、それは単なる形式にすぎな
い。なにがあっても、ラムズフェルドは「居座る」のだ。

 ラムズフェルドについての本当の問題は、彼には政治的な思考ができないとい
うことであり、誰かが政治的な目標を明確に定めないかぎり、戦争で勝利するこ
とは不可能である。

 武力攻撃や傷害事件が頻発するなかで3年半が経過したが、私たちは今なお、
2003年3月にそうであったように、イラク人のレジスタンスについてほとん
ど知っていない。なんということだろう。さらには、政治対話においてレジスタ
ンスの代表と交渉する試みも一切ない。対話も交渉もせずに、どうやって政治的
解決が可能になるというのだろう?

 (ここまで前回紹介済み。以下、後半)

 勝利に導くのは武力だけだと考えるのは、あまりにも近視眼的である。

 そんなことはありえない。

 戦争において、武力はその目的ではなく政治的目標を達成するための手段であ
る。敵との意思疎通も交渉もせずに軍事力に依存しすぎるのは、戦争の目的を根
本的に誤解していることを示すものである。

 ダール・ジャマイルの記事『米軍は捨てばちの戦術に走るUSMilitaryadopts
DesperateTactics』は、この点を次のように説明している。

 ※訳者補足: http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/2006_Dahr_Jamail_20061031.html

 「武力衝突が増えたことに対して、バグダッドの西に広がるスンニ派の多いア
ンバル州では、米軍が新たに残酷な戦術を採用している」・・・。 ファルージ
ャ市議会の議員は・・・、「ここでは多国籍軍(MNF)とイラク軍によって何
千人もが殺され、事態は日に日に悪化している」と語った。「アメリカ軍はいつ
も乱暴な対策を好み、次々に大惨事を引き起こすので、われわれには為す術(す
べ)がないのだ」。

 ここでもまた、政治目標を明確にしない「軍事力による圧倒」という方針が、
さらなる暴力を引き起こすだけだということを目の当たりにする。これはまった
くの徒労であるが、それでもなお方針は変わっていない。

 ラムズフェルドは2年近く前に、人口30万の都市を破壊すればスンニ派住民
に「メッセージを送る」ことになり、抵抗してもムダだと思いしるだろうと考え
てファルージャを潰(つぶ)した。彼の行為はアメリカでこそ右翼的な政治家や
専門家とやらの称賛を受けたものの、まったくの逆効果を生みだした。レジスタ
ンスは今、これまでになく強力であり、アメリカ兵への攻撃は劇的に増加し、ア
ンバル州はもはや米軍の支配下にない。

 心理学をかじっただけの者でさえ結果を前もって予測することはできたが、し
かしラムズフェルドは事実を無視した鉄拳戦術をすすめヘマをしでかした。

 軍事力を過信するラムズフェルドはスンニ派地域全体に混乱を広げ、実質的に
統治不可能な状態を作りだした。今では宗派主義の暴力がひどすぎて、米中央軍
司令部が準備したペンタゴン報告書はイラクは「混沌(カオス)」状態にあると
指摘する。これはラムズフェルドのやり方がもたらした論理的な帰結であり、変
わりそうにない。

 イラクに駐留するアメリカ兵にとっては、混沌よりも悪いシナリオ−−すなわ
ち敗北が待ち受けている。パトリック・クックバーンは英紙インデペンデント2
006年11月6日付に『バグダッドは包囲された』という記事を書き、イラク
・レジスタンスが首都への物資輸送ライン(兵站線)を遮断し、アメリカが占領
を続けることは不可能になる恐れがあるというゾッとするような詳細を伝えてい
る。

 「スンニ派ゲリラがバグダッドと他の地域を結ぶ道路を遮断した。首都の南北
にある街と村の支配権をめぐって民兵が激しく戦っており、イラクは分割されつ
つある。・・・この国は崩壊にむかって揺さぶられている。装備に恵まれたスン
ニ派の諸部族はバグダッドをとり囲み、包囲網を感性させるためにシーア派民兵
と戦闘中である。スンニ派ゲリラはバグダッドのすべての出入り口を支配する計
画をすすめているようにみえる。」

 バグダッドは包囲され、アメリカ兵はますます窮地に追い込まれている。戦闘
はすべての方面で敗色が濃くなっている。ラムズフェルド長官はこうした報道と
緊急事態にどう反応するのか?

 ラムズフェルドは記者会見を開いて、彼への非難に対しては「イラク発の悪い
ニュースに焦点を当てすぎている」と反論し、現行の占領政策に大きな支持を取
りつけるべく新たな広報キャンペーンを展開すると発表した。ペンタゴンは否定
的なニュース報道に対抗するメッセージを開発することを計画しており、ラムズ
フェルドに言わせると、「記録を正す」というものらしい。

 「記録を正す」だって? レジスタンスが首都の周囲で支配を強めているとき
に、ペンタゴンは戦争のイメージを作りなおすつもりなんだろうか?

 なんという狂気だろう? これは正気の人間がやることではない。悪化しつづ
けるイラク情勢は、プロパガンダ装置に接続したり、アメリカ人の盲信的な愛国
心に訴えたり、戦争を批判する論調を攻撃したりすることで改善されるものでは
ない。これは現実のことであり、ワシントンの報道陣をだますために使われてき
た風刺ごときものではない。私たちは現実世界で情勢を掌握し、敵対勢力との政
治対話を開始することのできる指導者を必要としているのだ。世界中でチアリー
ダーの応援や黄色いリボンを寄せ集めても、差し迫った破局への有効な解決策は
生まれない。

 アメリカ国民はイラク問題ではラムズフェルドの先を行っている。今では70
%近くが戦争は「間違い」だったと考えており、明らかに大多数が政策変更を支
持する候補を捜している。ニューヨーク・タイムズとCBSニュースが11月2
日に行った世論調査では、「アメリカ人のかなりの大多数が、もし議会で多数を
制するなら、民主党には米軍のイラク駐留を削減ないし終了することを期待して
いる」ことが示された。これは明らかに、大衆は「即時撤退」を求めていること
を教えている。11月7日の中間選挙はブッシュの「戦争政策」をめぐる国民投
票となり、ラムズフェルドが必死に人気挽回をはかるイラク戦争を拒絶すること
になるだろう。
民主党はすべての世論調査でかなりのリードを収めている。

 メディアはかつてブッシュ陣営の安定した同盟者であり、戦争中の「フリーパ
ス」を与えてきていた。彼らはイラク問題で上手に鉄のカーテンを引き、65万
人のイラク人男女と子どもがブッシュの石油戦争で残酷に葬られたことを国民に
知らせずにきた。彼らがうまく立ちまわったにもかかわらず、国民世論は現行政
策の支持から変化して、アメリカ国民は戦争の終結を求めている。

 ハイテク兵器とレーザー誘導ミサイル、大規模な対ゲリラ作戦、そして従順に
「エンベッド取材に応じた」メディアを駆使したものの、「新しいタイプの戦争
」というラムズフェルドの構想は窮地に立たされることになった。震動は既にバ
グダッドからワシントン特別区にまで伝わっている。外交委員会(CFR)のリ
チャード・ハース委員長は『ForeignAffairs』11月号で述べたように、「中東
におけるアメリカの時代は終わった」のである。残されたものはすべて失敗した
政策のかけらまで掃き集め持ち帰ることになる。


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※イラク・レジスタンス・レポート
    http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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▽関連記事

□米軍は捨てばちの戦術に走る [イラク情勢ニュース]

 http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/2006_Dahr_Jamail_20061031.html

米軍は捨てばちの戦術に走る
U.S. Military Adopts Desperate Tactics

ダール・ジャマイルの中東速報
2006年10月31日
Dahr Jamail's MidEast Dispatches
http://dahrjamailiraq.com

Inter Press Service (IPS)
Dahr Jamail and Ali al-Fadhily

 ファルージャ発、10月31日  武力衝突が増えたことに対して、バグダッドの西に広がるスンニ派の多いアンバル州では、米軍が新たに残酷な戦術を採用している−−住民が語った。

 ファルージャ市議会の議員はIPSの取材に、匿名を条件にして、「ここでは多国籍軍(MNF)とイラク軍によって何千人もが殺され、事態は日に日に悪化している」と語った。「アメリカ軍はいつも乱暴な対策を好み、次々に大惨事を引き起こすので、われわれには為す術(すべ)がないのだ」。

 その乱暴なやり方は、レジスタンスを追い詰めるどころでなく、一般市民に災難を与えてばかりいる。ファルージャ市民の災難は日ごとに増大し、米軍が市民を狙撃するのに対抗して、レジスタンス側のスナイパー(狙撃手)の数も増えているように思われる。

 地元警察のサブリ・アハメドも、「実際のところ、発生する事件の多くはスナイパーによるものと思われる」とIPSに語った。「警官たちは怖(お)じ気づいていて、幹部3人のように殺すぞと脅迫されたあと、部下の多くが辞めていった」と。

 ファルージャ警察のフダイリ・アッバス前・副本部長は2ヶ月前に殺された。アハメド・ディリイ警視もその直後に殺され、先週はアンバル州警察のシャアバン・アル・ジャナビ本部長がファルージャ市内の自宅前で暗殺されたのだった。

 ファルージャの街頭には今ではパトロールする警察の姿はなく、警官たちは警察本部に詰めているのがやっとのことだ。

 「ファルージャ警察のサラハ・アアティ本部長がコンクリート障壁の陰に隠れているときに、ファルージャ出身のこれら3人の警察が殺された」と、ある警官が説明した。アアティは厳重警護された政府用地であるバグダッドのグリーン・ゾーン内にいて生き延びたわけだ。

 一方、占領軍に対する攻撃は、その頻度においても激しさにおいても強化されてきた。イード(ラマダン明けの祝祭)には車列を組んでいた4台の米軍ハンビーが道路脇爆弾で破壊された。

 これに対して、米軍は市内にある全検問所を閉鎖する挙にでた。そのため何千人もが祝祭の最初の夜を市内に入れずに過ごすことになった。市内の幹線道路も閉鎖された。

 「4人の消防士は、炎上する4台のハンマー(米軍の車両の名前)のもとに遅れて駆けつけたために、米軍によって殺害された」と目撃していた若者がIPSに証言した。「彼らは間違って殺されたんじゃない。多くの市民の目の前で殺されたんだ」。

 米軍側は3人の消防士が殺されたと認めたが、それは戦士の疑いをもたれたゆえのミスだったと述べた。

 何百人もの住民が、同じ日に占領軍によって殺害された別の5人と一緒におこなわれた消防士の埋葬に出席した。

 殉教者の墓地と呼ばれる元サッカー競技場で、ある男性がIPSに、「アメリカ兵は5人の民間人を殺したが、彼らは米軍に犠牲者が出たことへの報復として街頭で射殺されたのだ」と語った。「新しい墓地が必要になる。ここはすぐに満杯になりそうだ」。アンバル州では普通の生活らしきものは一切が姿を消しつつある。ラマディ市にあるアンバル大学の学生サイーフ・アル・ジュボリは、何千人もの学生にとって失われた年月になるだろうと話す。

 「今では大学全体が米軍の包囲下にあり、正門には検問所が設けられている」とジュボリがIPSに語った。「大学にやってくる学生も教師も、50メートル離れたところでシャツをめくりあげなければならず、中に入る前に、身体検査をおこなう傲慢(ごうまん)な兵士からひどいイヤミを聞かされる。たいていの者はそんな屈辱をがまんする気はないから、今年は授業はないだろう」。

 ラマディはこの2週間ばかり、電気も水道も止められている。ほとんどの住民は、これは人々がイラク人レジスタンスを支持していることに対する懲罰(ちょうばつ)だと考えている。

 「占領軍とその仲間であるイランを受け入れるくらいなら、僕たちはむしろ死地に赴きたい」と20歳の学生がIPSに語った。「僕たちは殉教した同胞の血をムダにしたくない」と。

 占領軍による懲罰作戦にもかかわらず、人々は地元レジスタンス戦士に敵対する米軍や地方当局に協力しようとはしないようだ。

 イラクのアラブ民族運動指導者の1人は、匿名を条件に、「イヤド・アラウィ、次いでイブラヒム・アル・ジャファリ、そして今はヌーリ・アル・マリキの政府へと笑うべき主権移譲劇が繰り返されたけれど、イラク国民はアメリカ大使(ザルメイ)ハリルザトが占領されたイラクの実質的支配者だと確信している」とIPSに語った。

 「しかし、スンニ派地域のイラクの街をレジスタンス戦士がしっかりと掌握し、暗殺チームを持つ民兵が残りの部分を支配しているかぎり、それはアメリカ大使が本当に支配を確立しているという意味にはならない。」

 レジスタンス戦士は最近、アンバル州都であるラマディで強さを誇示するために姿を現した。武装した男たちを乗せた何十台もの車がラマディ周辺を走りまわったのだ。

 その直後に電気と水道が止められ、住宅地での急襲作戦がおこなわれた。住民の話では米軍のスナイパーによって数人が射殺されたという。

 警察はなにもせず、自分自身を守るので精一杯になっている。武装した男たちがサマッラ、バイジ、モスルのイラク警察を攻撃した。

 ある内務省高官はIPSに、「われわれは振り出しに戻った」と述べた。「わが部隊は民兵組織と政党に忠誠を誓っているが、そうしないと任務を遂行する力がない」と。

 他方、ラマディに住むある30歳の教師ヤシン・フセインはIPSに、「アメリカの占領と戦う者なら誰であれ私たちは全面的に支持する」と語った。「彼ら(占領軍)は私たちにいつもウソをついた。みじめな失敗を認めて立ち去る潮時(しおどき)なのだ。ニューオリンズの再建にいかせてやれ」。

 レジスタンス戦士だけが地元の平穏を確保し犯罪者集団を取り締まることができる唯一の勢力だ、とフセインは説明した。「アメリカ軍は自分たち自身の安全確保で忙しくて、イラク人を守るどころではないのさ」。


スンニ派武装勢力によるバグダッド封鎖
http://www.asyura2.com/0610/war85/msg/1312.html
投稿者 妹之山商店街 日時 2006 年 11 月 03 日 06:40:50: 6nR1V99SGL7yY

バグダッド孤立 スンニ勢力が道路を遮断 [机の上の空 大沼安史の個人新聞]
http://www.asyura2.com/0610/war85/msg/1299.html
投稿者 white 日時 2006 年 11 月 02 日 18:47:44: QYBiAyr6jr5Ac


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