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□過激派を”養成”しているのは米国 イラクのスンニ派会派の代表が非難 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2680359/detail
過激派を”養成”しているのは米国 イラクのスンニ派会派の代表が非難
【アルジャジーラ特約5日】イラクのイスラム系シーア派統一会派、「イラクの調和」に参加するアドナン・ドレイミ氏は5日の演説で、「同国南部ブカの拘置所には無実の者が拘束されている間に、アルカイダの接触を受け、過激派になっている」と指摘、米軍の無差別に近い拘束策が、過激派を”養成”する結果を招いていると非難した。
連邦議会議員のドレイミ氏は「イラクの調和」を形成する、スンニ派宗教勢力と世俗派の混合組織「イラク人民会合」の代表を務めている。「イラクの調和」は定数275議席の連邦議会で44議席を確保している。
ドレイミ氏は「ブカの拘置所にはイラク人1万7000人が収容されているが、そのほとんどは無実の者たちだ。それにもかかわらず、拘束後、数カ月あるいは数年間も裁判など受けないまま拘束されている」と、拘置所内の厳しい状況を明らかにした上で、「そうした無実の者たちがアルカイダからの接触を受けることになる」と述べた。
ドレイミ氏は続けて、「無視され、ひどい目に遭わされれば、宗教に助けを求めるようになる。そして、最後はひどい目に遭わせた者たちへの復讐を狙い、過激派になっていくのだ」とし、米国の配慮を欠いた拘束が、結局、過激派を生み出す温床になっていると警告した。
また、別の連邦議会議員、アニ氏もドレイミ氏の発言に賛意を示すとともに、「無実なのに拘束されている例は枚挙にいとまがない。米軍側はシーア派からの密告をうのみにして、スンニ派教徒の拘束を続けている。拘束後に解放された者たちが走り込むのはアルカイダなのだ」と、米国の姿勢を非難した。
アニ氏は「機会あるごとに米国側には法手続きなしでの拘束は認められないと抗議しているが、空約束をするだけで、米国側は聞く耳を持っていない。これでは過激派を養成しているのも同然だ」と、さらに「米軍はたとえ今日、拘束者数十人を釈放しても、次の日には数百人を拘束する」とも述べた。(翻訳・ベリタ通信=志岐隆司)
2006年11月06日16時13分