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http://0000000000.net/p-navi/info/news/200611042313.htm
臨時ナブルス通信:ガザ北部への攻撃 死者39人に
1日(水)から始まったガザ北部への攻撃で、死者が39人、負傷者が150人にのぼっていると4日パレスチナ保健省のドクター・ハサネンが発表しています。イスラエル軍は「夏の雨」作戦に続き、今回の作戦を「秋の雲」と名付けた模様。
イスラエルの反戦団体、人権団体*は悪化する一方のガザの状況に抗議して、「封鎖を終えろ、戦争を止めよ」とデモや集会を連続的に行っていくと呼びかけをだしました。(*平和のための女性連合、グッシュ・シャローム、検問所ウオッチ、ニュー・プロフィールほか)
パレスチナでも犠牲者を悼み、暴虐に抗議するため、ラマッラーなどのいくつかの街ですべての商店を閉めるストライキが行われています。
次々と増えていく死傷者数と、断片的な情報で全体像がわかりにくいのですが、報じられていることをまとめてみます。
女性たちの列に発砲 2人死亡、ベイト・ハヌーン
今回のガザ北部への作戦で最も激しい攻撃にさらされているベイト・ハヌーンは、封鎖されて「軍事封鎖地域」と宣言されている。空と陸からの攻撃により犠牲者の人数は増えるばかりだが、3日金曜には女性たちがモスクに閉じこめられた男性たち(レジスタンス・メンバー)を救おうと、モスクに向かい、そこにイスラエル軍より銃弾を浴びせられて、2人の女性が殺され、最低16人が負傷した。
モスクに逃げ込んだ男性たちはイスラエル軍に包囲されていたが、一説では軍がモスクそのものを破壊しようとした矢先──外壁などはすでに壊されていた──、50人ほどの女性たちが封鎖の中、モスクに向かい惨劇が起きた。
「……「女性によるデモ」の映像が流れている。本当に、女性たちが行進をしている。そして、その女性たちに向けて、銃撃が始まった。逃げ惑う女性たちの中で、一人の女性が倒れ、動かなくなった。誰がどう見ても、丸腰の女性たちによるその行進に対して、銃弾が撃ち込まれ、一人の女性が命を落とし、十人以上の女性が負傷した。」
(この映像をテレビで見たLusinさんによる 「秋の雲という名の戦争犯罪」 [つつがある日々]より)
行動に参加したある女性は、最初の予定では女性たちが閉じこめられている男性たちのために女性用の丈の長い服を持っていき、男性たちを女性に見せかけ、逃げさせるつもりだったと語っている。実際にはイスラエル軍が女性たちを無差別攻撃したために大混乱が生じ、男性たちはそれに乗じてモスクから逃げ出したようだ。(結果として女性たちが「盾」になるという形になったが、毎日新聞が報じたような「…女性が武装集団と同軍との間に割って入って同軍と衝突」(4日付)というのはあまりにも実態とかけ離れている。女性たちはただ襲われたのだから)。
ベイト・ハヌーンのアル・アウダ病院は、これまでの負傷者に加えて、女性たちの負傷者も運ばれて、限界に達した(緊急治療室のベッドは14しかない)。
[知り合いがこの事件で足を撃たれたLusinさんによる 「秋の雲という名の戦争犯罪」 [つつがある日々]に生々しいレポートが。]
これが「衝突」? 2000人の連行も
日本の新聞では、ベイト・ハヌーンで「武装勢力とイスラエル軍の衝突が起き、武装メンバーが殺害される」というような報道がなされているが、実際には銃撃戦などの衝突で殺されているよりも、砲撃、ミサイル、スナイパーによる銃撃で一般市民も含めて殺害されているようだ。
たとえば、金曜の朝方には武装グループのメンバーが車を狙ったミサイルによって暗殺されている(ガザ市で4人、ベイト・ハヌーンで1人)が、ベイト・ハヌーンでは4歳の子どもが2日前に家に撃ち込まれた砲弾による負傷で命を落とした。
パレスチナ保健省のドクター・ハサネンによると、砲弾による負傷者は破片などがないにもかかわらず、皮膚がやけ、内部の傷が大きく、重体となっているケースが多い。これは先日 明らかにされた新型兵器DIME 使用の可能性を示している。
また、ベイト・ハヌーンでは金曜の攻撃のさなか、住民たち2000人がイスラエル軍に拘束され、軍用バスに乗せられて、どこかわからない場所に連れ去られたという情報も出ている[「200人」の間違いではないかと思うが、他に確認できる情報が入っていない]。
この連行された人々のなかには多数の女性やパレスチナ自治警察員も含まれ、ファタハの上級幹部やガザ北部の警察長などもいる。
(書きかけ)