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解放のゆくえ−−イラクは今・・・|第2回 誤報の検証=プロパガンダはこうして作られた [イラク情勢ニュース]
http://www.asyura2.com/0610/war85/msg/132.html
投稿者 white 日時 2006 年 9 月 30 日 23:09:50: QYBiAyr6jr5Ac
 

□解放のゆくえ−−イラクは今・・・|第2回 誤報の検証=プロパガンダはこうして作られた [イラク情勢ニュース]

 http://www.freeml.com/message/organizer-news@freeml.com/0001381;jsessionid=wn2dg7e721

URUKNEWSイラク情勢ニュース           (転送・紹介歓迎)
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2006/09/30(土)

  [飛耳長目録 today'snewslist]

★解放のゆくえ  第2回 誤報の検証  山本史郎
☆バグダッドに終日外出禁止令 ラマダンに入り治安悪化
☆イラク戦争で米政権の判断の誤り非難、英前外相

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☆★解放のゆくえ−−イラクは今・・・
  第2回 2006/10/01 誤報の検証=プロパガンダはこうして作られた
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http://www.geocities.jp/tomesannew/uruknews_Shiro_Yamamoto.html

 9・11テロ事件の5周年を前にした今年9月8日、アメリカ上院の情報特別
委員会は報告書を発表し、旧イラク政府(フセイン大統領)と米中枢同時テロ事
件を首謀したとされたアルカイダとのあいだに関係はなかったという結論をまと
めた。また、この報告書はアメリカ政府がイラク攻撃のもう一つの理由にあげて
いたイラクの大量破壊兵器についても、あらためて否定した。

 このことは日本のマスメディアも多くがとりあげ、例えば、『崩れた戦争の大
義 米国支持の検証必要だ』(中国新聞、9月12日付社説)など、言葉のうえ
では徹底検証の必要性を説いた報道も少なくなかった。だが、その後も現在のイ
ラク情勢やアメリカのイラク政策が報道されるとき、<アメリカとイギリスが主
導した今回のイラク戦争が間違った「根拠」によって引き起こされた「不正・不
当な侵略」だった>という観点に立って報道するニュースや解説は案外と少ない

 ・・・ (以下、略)
 ※イラク情勢ニュースのトップページからたどれます。1日早いご案内。
 http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/index.html


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☆★バグダッドに終日外出禁止令 ラマダンに入り治安悪化
朝日新聞 2006年09月30日10時46分
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http://www2.asahi.com/special/iraq/TKY200609300103.html

 イラク政府は29日夜、首都バグダッドについて終日の外出禁止令を出した。
同夜から1日午前6時まで、車両のほか、市民の歩行による外出も禁じた。政府
は理由を明らかにしていないが、今月下旬にイスラム教の断食月(ラマダン)に
入って以降、治安は一層悪化しているとされる。
 ・・・
 米CNNによると、バグダッドではこれまでも外出禁止令が再三出されている
が、全市域で市民の歩行による外出も一律に禁じる措置は比較的少ないという。


※関連報道: 英字 

AFP通信 9月30日
Baghdadundercurfewassuicidebombersprowl
自爆事件が発生するなかバグダッドに外出禁止令
http://p102.news.scd.yahoo.com/s/afp/20060930/wl_mideast_afp/iraq_060930113952


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☆★イラク戦争で米政権の判断の誤り非難、英前外相
CNN 2006.09.29 Webpostedat:18:13JST
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http://www.cnn.co.jp/world/CNN200609290029.html

ロンドン(CNN) イラク戦争遂行で米国に歩調を合わせた英政府のストロー
前外相は29日、BBC放送の取材に応じ、イラク国内情勢に触れ、「悲惨な状
態にある」との認識を表明、米政権の判断の誤りがその原因の多くであると主張
した。

 ・・・ 略


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※URUKNEWS イラク情勢ニュース(webサイト) 
    http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/index.html  
    メーリング・リストへの参加・退会手続きはここでもできます
※イラク・レジスタンス・レポート
    http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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▽記事の全文

 http://www.geocities.jp/tomesannew/1001-2006.html

第2回 2006年10月1日

 9・11テロ事件の5周年を前にした今年9月8日、アメリカ上院の情報特別委員会は報告書を発表し、旧イラク政府(フセイン大統領)と米中枢同時テロ事件を首謀したとされたアルカイダとのあいだに関係はなかったという結論をまとめた。また、この報告書はアメリカ政府がイラク攻撃のもう一つの理由にあげていたイラクの大量破壊兵器についても、あらためて否定した。

 このことは日本のマスメディアも多くがとりあげ、例えば、『崩れた戦争の大義 米国支持の検証必要だ』(中国新聞、9月12日付社説)など、言葉のうえでは徹底検証の必要性を説いた報道も少なくなかった。だが、その後も現在のイラク情勢やアメリカのイラク政策が報道されるとき、<アメリカとイギリスが主導した今回のイラク戦争が間違った「根拠」によって引き起こされた「不正・不当な侵略」だった>という観点に立って報道するニュースや解説は案外と少ない。

 ■誤報の検証=プロパガンダはこうして作られた

 「イラク戦争の大義」が否定されたのは、今回が初めてではない。開戦前から意識的であればそれは判っていたし、開戦後にはアメリカのマスメディアやCIAなどの報告でもそのことが指摘された。ニューヨーク・タイムズが自社の誤報検証の記事を書いたのは2004年5月26日付である。そこでは次のように書かれていた。


日本語訳: 米・有力紙が誤報検証 ニューヨーク・タイムズとイラク報道
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/NYT_and_Iraq.html

 ・・・ そうするなかで、つまり戦争前と占領の初期の段階に書かれた数百の記事を読み直してみて、われわれの高慢な報道を大量に発見した。ほとんどの場合、われわれが報道したのは、当時の認識状況を正確に反映し、その多くは諜報機関から苦心して引き出したものだったが、情報を提供した彼ら自身も大雑把な情報に依拠していたのだ。そうして、これらの記事は不完全な情報を含んでいたし、間違った方向を指し示していて、後になって、より多く、より正確な情報が出てくることになった。それは通常のニュース報道でもありうることである。

 しかし、われわれは、あるべき状況ほど厳密でない報道の例を多く発見した。いくつかの例では、当時でも議論の余地があり(=確証が得られてない:訳注)、今では疑わしいと思われる情報が、問題にされないまま不当に正当化されたり、容認されたりした。振り返って思うに、われわれは新しい証拠が現れたとき、あるいは証拠が得られなかったときに、それらの主張を再検討するのにもっと積極的であったならば・・・と考える。

 問題のある記事は、出所と素材が変化しても、多くは共通した特徴を持っていた。それは最近になってますます信憑性(しんぴょうせい)が疑われている人々、イラクの「政権交代」に熱中するイラク人亡命者と離反者、情報提供者からなる集団の誰かに依拠していた。


 そして疑問のある情報をなぜ開けて通したかについては、次のように説明した。


 報道側にとって問題が複雑だったのは、これら亡命者の説明が、イラクに干渉する必要を強く感じていた合衆国政府の高官によって、しばしば熱心に追認されたことである。政府の高官たちは、今になって自分たちがこれら亡命者から提供されたニセ情報を信じ込んでいたと認めている。そして、多くの報道機関もそうだった。 ・・・(詳細は上記URLでどうぞ)


 イラク戦争は5年前の9・11事件の直後から、「イラクに報復せよ」と主張するアメリカのタカ派政治家によって現実に具体化されていった。その主張にあわせる形で、まったく根拠のないイラクとアルカイダの関係、大量破壊兵器の問題がデッチアゲられたことがこの誤報検証記事からよく判る。それが9・11事件の前からアメリカのタカ派勢力が抱いていた「イラク侵攻」の野望を実現するためのプロパガンダだったことも。

 ここに誤報検証記事を長々と引用したのは、まず、1つの事実として、今回のイラク戦争の大義とされたことがプロパガンダであり、また開戦前にも厳密であれば判るものであった、という事実を確認する必要性を感じるからにほかならない。単純に間違いがあったというのではない。アメリカ政府がプロパガンダで戦争を引き起こすという現実を直視できるかどうか、それは現在のイラク情勢の受けとめ方にもかかわる分水嶺になっている。もちろんこの検証記事を発表したNYタイムズがその点を本当にクリアできているかどうは別問題で、その後もあいかわらず米軍発表、政府発表に追随する記事は、ザルカウィ報道や2004年のファルージャ攻勢への報道などに顕著にあらわれていた。

 (つづく)


▽関連記事

解放のゆくえ −−イラクは今 [イラク情勢ニュース]
http://www.asyura2.com/0601/war84/msg/888.html
投稿者 white 日時 2006 年 9 月 24 日 18:53:19: QYBiAyr6jr5Ac

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