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(回答先: ケリー議員、失言で選挙応援から撤退=米 [AFP=時事] 投稿者 white 日時 2006 年 11 月 02 日 13:21:11)
October Surprise
Skull and Bones Friendship
日本では11月ですが、アメリカ国内ではまだ10月31日の時間に幾つか注目すべき事件が起きました。いわゆる「オクトーバー・サプライズ」というやつでしょうか。
一つ。中国外務省が北朝鮮が「6カ国協議」を再開することに同意したこと(朝鮮中央放送は確認せず)
一つ。2004年大統領選挙の民主党候補のジョン・ケリーが、カリフォルニアで大学生前の選挙集会で「しっかり勉強しないと、イラクに行かされてにっちもさっちもいかなくなるよ」と問題発言。
ケリーの発言は、大学生との集会で思わず口が滑ったと言うことになっているようですが、あまりにも不用意。ケリーの真意は、「しっかり勉強しないと、指導者になってもブッシュのようにイラクで正しい決断ができな愚劣な指導者になっちゃうよ」というものだったと釈明会見がありましたが、そう読むのは無理じゃないか。
ケリーはこう言った。
“You know, education, if you make the most of it, you study hard, you do your homework, and you make an effort to be smart, you can do well. And if you don’t - you get stuck in Iraq.”
いやはやこれはどう読んでも「口が滑った」としか思えません。しかも、話しているとき、メモを読んで話していますし、狙ったことは確実でしょう。
実際にブッシュ政権は、貧乏学生やフリーターを金や奨学金で釣って、まずは州兵に入れて、それを騙してイラクに送り込んでいるわけですから、ケリーの言っていることは間違いではないですが、「右派のプロパガンダマシーン」のことを考えればこんなに不用意な発言はしないはず。学生時代の“クラブ”の紐帯が影響しているのではないかと勘ぐってしまいました。ラッシュ・リンボウなどの右派のトークラジオは早速この問題を取り上げています。
今回はケリーを擁護してきた、マケインにも「ケリーは謝罪すべきだ」と批判されております。
これが実は最大の「オクトーバー・サプライズ」だったのかもしれないですね。選挙戦終盤の世論調査次第でしょうが、民主党が勢いをここのところ失ってきています。“完負け”とは行かないでしょうが、共和党が巻き返すかもしれません。
他の選挙区では、トーマス・ラモントのひ孫のネッド・ラモントは、民主党の公認を得られず無所属で出馬したリーバーマンに負けます。(共和党候補の支持は一ケタ台)イスラエル・ロビーに感謝というところですか。
共和党の次期大統領ねらいのヴァージニア州のジョージ・アレン上院議員は、インディアン差別発言で支持率を落としていましたが、最近は回復を見せ、何とか逃げ切るでしょう。カリフォルニア州知事選はシュワちゃんが当選確実。ただ、下院選は435議席が全部改選される中、民主党はプラス15議席で多数派獲得なので見込みはあります。下院選挙戦は選挙区が多すぎて追い切れません。
株価がダウで12000を超えているのも選挙を意識した動きでしょうし、原油価格の低下も同じような理由でしょう。(サウジに感謝)
あとは、共和党としては、「自動投票マシーン」の誤作動をうまく作動させるだけ、ということでしょうか。これをやられると選挙の予測など何の意味もなくなりますね。