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□米、シリア、イラン両国とヒズボラを非難 レバノン元首相暗殺事件の法廷設置で [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2663526/detail
米、シリア、イラン両国とヒズボラを非難 レバノン元首相暗殺事件の法廷設置で
【アルジャジーラ特約1日】米ホワイトハウスのトニー・スノー報道官はこのほど、シリア政権が2005年のハリリ・レバノン元首相暗殺事件に関与していた複数の人物を裁く国際法廷を設立しようとする試みを失敗させたいと望んでいる、と声明した。
同報道官は「(国際)裁判を実現させまいとする、いかなる努力も失敗するだろう。なぜなら、レバノン国内で何が起きようが、国際社会は法廷設置の手続きを進めることが可能であるからだ。米国は盟友諸国ならびにレバノン政府とともに、国際法廷が速やかに設置されるよう作業を進め、また、2005年以降のハリリ氏その他レバノンの愛国者たちの暗殺に責任のある人間たち全員が裁きの場に引き出されることを公約する」と述べた。
同報道官の他の主な発言は以下の通り。
「主権を保有し、民主的で繁栄するレバノンこそ米国の中東政策の鍵となる要素である」 「ゆえに、わが国がますます懸念を高めているのは、シリア、イラン両国政府、ヒズボラならびにレバノン国内の同盟勢力がシニオーラ首相が率いる、民主的に選ばれたレバノンの政府を転覆させる計画を準備しているという証拠がますます上がっているからである」
「レバノンの民主的選挙で選ばれたレバノンの政権を、仕掛けられたデモや暴力、ないしは物理的脅迫によって不安定化させようという、いかなる企みも、最小限に言って、レバノンの主権に対する明白な侵害行為である」
これに対し、レバノンの在米大使館は1日、この発言を「馬鹿げて」いて「根拠無し」と否定し、「レバノンで起きていることは純粋に民主的な問題である。シリアはレバノンの国家主権を全面的に尊重し、その国内政治に干渉することはない」と声明した。
同大使館の声明はまた、米国政府がレバノン政治にくちばしを入れることをやめるよう求めるとともに、「レバノン国民が互いに反目し、他国に反対するよう挑発することをやめるよう」求めた。
米国の非難声明は、レバノンのドゥルーズ派指導者、ワリド・ジュンブラット氏がハリリ暗殺事件の容疑者を裁く国際法廷を支援するよう米国に要請した2日後に出された。
ジュンブラット氏は、この国際法廷の問題をライス米国務長官との未公表会談の中で話し合った、と述べた。ドゥルーズ派の指導者として、同氏はレバノンのラフード大統領が国際法廷に反対していることに不満であることで知られる。
ジュンブラット氏はレバノン議会での反シリア派の指導的人物の1人だが、10月30日、ライス長官と米国務省内で話し合った後、記者団に対して、語ったものである。(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)
2006年11月02日14時13分