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□ブッシュピンチ 中間選挙 [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2662366/detail
ブッシュピンチ 中間選挙
米国の中間選挙(11月7日)が迫っているが、ここにきて「まさかの事態」が起こっている。ブッシュ・共和党が上下院ともに敗北しそうな雲行きなのだ。米メディアや専門家の間では「(クリントン政権が上下院で共和党に敗れた)94年の再来か」という声が強まっている。
このときのクリントンの支持率は48%だったが、今のブッシュ支持率は40%程度。敗北は決定的になりつつある。
目下の情勢はこうだ。
「下院の勢力図は共和党230、民主党201、民主系無所属1、欠員3。各種予想では民主党は4議席で逆転、20選挙区以上で大接戦で、民主党が225議席以上確保するとの見方が強まっている。共和党は205〜206議席で終わりそうです」(米国議会関係者)
上院は今回、3分の1が改選され、共和党は改選議員15人のうち10人が再選されれば、過半数を制するが、5、6議席で大苦戦。ロサンゼルス・タイムズ紙は「上院でも民主党が過半数を占める可能性が高い」と報じている。
「上下院とも民主党が制すれば、ブッシュ大統領は残りの任期期間中、新しい法案はもちろん、予算案も通せなくなる。レームダック化が深刻化します。11月7日以降、世界の雰囲気はガラッと変わると思いますよ」(双日総合研究所主任エコノミスト・吉崎達彦氏)
米国ではダウが連日、記録を更新するなど景況感は改善している。それなのに、こんなことになってきたのは、イラクでの米兵の死者が10月に入って急増したことや、共和党のフォーリー前下院議員のホモメール事件がキッカケだ。隠蔽工作も明るみに出て、宗教右派の猛反発を招いている。
いずれにしても、ブッシュが負けて、ヨレヨレになれば、北朝鮮問題でも指導力を発揮できず、安倍政権も後ろ盾を失い、直撃を受ける。7日の選挙結果は、衆院補選より見ものだ。
【2006年10月30日掲載】
2006年11月02日10時00分