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□アルカイダがサウジのラスタヌラ原油積み出しふ頭を攻撃か 米、英海軍が警戒強化 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2653655/detail
アルカイダがサウジのラスタヌラ原油積み出しふ頭を攻撃か 米、英海軍が警戒強化
【アルジャジーラ特約27日】米、英両海軍はこのほど、国際テロ組織、アルカイダの相当な規模の襲撃があるとの情報を受けて、サウジアラビア沿岸地域の石油施設一帯での哨戒態勢を強化した。
多国籍軍当局者は27日、サウジの世界最大の沖合石油輸出施設、ラスタヌラ・ターミナルとバーレーンのバプコ精油所がアルカイダの攻撃の標的になっていることを示唆する情報に対応した措置であると説明した。
ドバイ駐留の英海軍部隊報道官が27日、発表した声明によると、「入手した情報に基づく行動として、多国籍軍海軍部隊は、ラスタヌラの石油施設に対する海上からの脅威がありそうな情勢に対応して、サウジ、バーレーン両国海軍が展開したのを支援している」という。
サウジアラビアの治安部隊と海軍もこの戦略的重要性のある石油施設を警備している。これに対し、多国籍軍は国際水域のみを哨戒している。
バーレーンにある米中央軍司令部所属の同国海軍、ケヴィン・アンダール報道官は「多国籍軍はかかる脅威の可能性に対処して、湾岸地域で慎重かつ予防的な対策を取り、それは海上警備行動を中心とするものである。湾岸地域ならびに国際水域での海上警備行動は恒常的かつ日常的に実施されているものであって、かかる作戦は、テロリストが海上一帯をテロ攻撃の場に使用することを阻むものである」と語った。
一方、サウジ内務省報道官のマンスール・アル=トゥルキ将軍は「ラスタヌラも他のいかなる石油施設もテロの脅威を受ける可能性が高い潜在的な標的だが、(石油施設に対する攻撃の)新しく、かつ特別な脅威については確認も否定もできない」と述べた。
サウジ当局者は、アルカイダが石油施設を攻撃したことは過去の事実として証明されているとしている。
石油価格はこのところで約30セント上昇して、(一バレル当たり)約61ドルとなっている。業界筋によると、サウジ東海岸のターミナルからは、原油の積み出しが正常に続いている。
サウジは世界市場に向けて一日約700万バレルの原油を輸出しているが、その大半はラスタヌラ扱いである。同ターミナルの積み出し能力は一日約600万バレル。
アルカイダは今年2月、世界最大の石油精製施設であるサウジアラビアのアブカイク施設を攻撃しようとして失敗に終わった。(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)
2006年10月31日16時12分