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(回答先: ワールドフォーラム11月例会に結集して田中角栄を見直せ。来るべき国難を救う救世主は角栄的人物であろう。 投稿者 不動明王 日時 2006 年 10 月 30 日 22:56:53)
数年前に小説家の津本陽氏が田中角栄氏に関する小説を書いた。普通、彼のような歴史作家は、歴史上の人物を描く場合は、その人物の死後、約100年ほど経過しなければ、真実の姿が見えてこないと言うのが普通だ。幕末の時の徳川慶喜の真の姿にしてもそうだった。彼の死後100年ほど経過して初めて、真実の姿が客観的に把握できて、作家の司馬遼太郎氏が描いたことでも知られていることだ。だが、津本氏が田中角栄氏を描くのは未だ角栄氏の死後、9年ほどしか経過していないのに実に異例のことだった。
当方はかつて、田中角栄氏に対する評価の見直しが始まるであろうと言うことを指摘したが、いよいよその時期に来たと言うことを暗示するものと言えよう。もっとも、外にも某弁護士の方も田中角栄氏のことをロッキード裁判上からも、不合理性を正したが、今一度世間の空気を一新させることには至らなかったものを感じる。また、当時の周辺の人物も多く角栄氏のことを描いてきたが、同様な結果だったように思われる。しかし、こうした行動が次第に功を奏してきたことは確かだろう。
津本氏のような歴史作家が角栄氏について書いたと言うことは、正しい歴史的評価を下すことが出来た結果だと言うことだから、正に画期的なことと言えるだろうし、評価がほぼ客観的に捉えることが出来るほど、時代が急展開で進展してきていると言うことだろう。当方が歴史の進展が100倍もの猛スピードで展開しつつつあると言うのも頷けるはずだ。
一方で、田中角栄氏を金脈問題で追い落とした某評論家も、角栄氏のことを再度取り上げて著作を出版しているが、注意深くその言動を観察すると、少々変化してきているのが解る。つまり、以前は彼は田中角栄憎しで、良い面は殆ど評価することもなかったのであるが、最近は、「良い面も多いが、相対的に考えると悪い面が多い」と言っているようだ。つまり、良い点も多少なりとも評価し始めたと言うことだ。
勿論、当方は、全く逆であり、税金の誤魔化しなどで行いを改めるべき悪かった面も少々あるが、良い面が遙かに多く、彼の転落、没落、追放は日本にとって実に多大な損失に他ならず、否、日本のみならず、全世界にとって多大な損失であったと言うことを既に指摘した。この時期に来て、津本氏のような作家が角栄氏を描く決意をした背景は、真の神仏の波動が深く広く浸透してきているものと思われる。彼の行動により、また周囲の反対者の著しい勢力後退や、国際環境の変化により、次第に角栄氏に対する客観的で大幅な見直し・評価が開始されていくものと思われる。
更に今回、ワールドフォーラム主催による角栄氏再評価により、日本人の近視眼的な嫉妬や妬みの多い国民性が大きく変革されていく序章になればと大いに期待するものだ。