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パリ郊外でバス４台放火 暴動から１年、再燃の懸念
【パリ２６日共同】昨年秋のフランスの暴動から丸１年の節目を目前に控えたパリ郊外で、２５日から２６日にかけてバス４台が放火された。移民系の市民が多く住むパリ郊外では若者らと治安当局との間で緊張が高まっており、暴動の再燃が懸念されている。
フランス公共ラジオなどによると、パリの西、ナンテールでは２５日深夜、乗客数人を乗せて運行していた路線バスが停留所で停止したところ、覆面をした約１０人のグループが車内に殺到。可燃性の液体を車内にまいて放火した。バスは全焼したが、運転手や乗客にけがはなかった。
またパリの東、バニョレとモントルイユの境界付近では２６日未明、武器を持ったグループ約１０人が乗客らを下車させた後、放火した。けが人はなかった。ほかにもパリ郊外でバス２台が放火された。
２２日にもパリの南でバスの放火事件があったばかりで、パリ市交通公団は２６日、一部の路線バスについて危険地域を迂回させる方針を明らかにした。
昨年の暴動は、１０月２７日に警官に追われていると思った若者２人が変電施設で感電死する事件が契機だった。
- 暴動再燃を懸念、警察に警戒指示−仏内相 [ＡＦＰ＝時事] white 2006/10/28 10:31:48
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