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(回答先: NATO軍/アフガン全域で活動/国軍に対し武器支援も(しんぶん赤旗) 投稿者 gataro 日時 2006 年 9 月 30 日 11:02:41)
2006年9月30日(土)「しんぶん赤旗」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-09-30/2006093007_02_0.html
二十八日の北大西洋条約機構(NATO)非公式国防相理事会が、アフガニスタン駐留米軍部隊のうち一万二千人を新たにNATO指揮下のアフガニスタン国際治安支援部隊(ISAF)に組み込んだことで、ISAFが駐留の大義としてきた「治安維持の任務」がさらにあいまいになり、任務の性格がいっそう変質する可能性があります。
新たにNATO指揮下に入る米軍は、これまで同国東部で掃討作戦にあたってきた部隊です。ISAFも、これまでも「治安維持の任務」から逸脱し、南部などで掃討作戦に乗り出していました。
NATOは二〇〇三年八月からISAFを指揮。今年七月末には、それまでの北部、西部に加えて、南部の治安維持の任務の担当を開始しました。南部では現在、英国、オランダ、カナダを主力とした兵士約九千人が活動しています。
しかし、〇一年に打倒されたタリバン政権の残党勢力などの抵抗が激しい地域に部隊を展開したことで、ISAF側の死傷者が続出。今年に入って戦闘で死亡した外国兵士は百人を超えました。
このためNATO高官らは約二千五百人の追加派兵を要求。これまでに、ポーランドが来年二月以降に兵士約千人を増派すると発表したほか、数カ国が増派を検討しているといいます。
しかし、犠牲者増加を受け、NATO加盟国内ではアフガン派兵を疑問視する声が増大しています。この世論を背景に、ドイツ、イタリア、スペイン、フランスなどの欧州主要国は、南部への追加派兵・展開を拒否してきました。
タリバン勢力の攻勢に直面して兵力不足に陥っているNATOが管轄地域を拡大すれば、「外国軍の侵略」に対する武装勢力の抵抗がいっそう活発化し、外国兵の犠牲がさらに増えるのは明らかです。(ロンドン=岡崎衆史)