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http://www.asahi.com/international/update/0930/009.html
北極圏に接する世界最北の島国、アイスランドが30日、数少ない「軍隊のない国」になる。半世紀以上同国の安全保障を担ってきたケフラビーク米軍基地が閉鎖されるからだ。約1200人の米兵やその家族は順次引き揚げ、基地に配備されていたF15戦闘機4機とヘリコプター3機はすでに母国に帰還した。
アイスランドは人口約30万人の小国。小規模の沿岸警備隊はあるが、自前の軍隊は持たない。北大西洋条約機構(NATO)発足当初からの加盟国で、1951年に米国と締結した防衛協定に基づき、国の安全保障だけでなく、山岳・海難救難をも米軍に頼ってきた。
NATO加盟国の対ソ戦略拠点の役割を果たしていたが、冷戦終結で戦略的価値は失われた。アイスランド政府は基地の駐留経費の全額負担などを申し出て駐留継続を促してきたが、米国側は「地球規模の戦力再編成の一環」と突っぱねた。
AFP通信によると、アイスランド政府の外交顧問は「(米軍の)常駐は終わるが、米国は今後もアイスランドの安全保障を担い続けると言っている」と語った。自前の軍隊については「選択肢にない」としている。