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ベネズエラは辞退か 国連安保理の非常任理事国
2006年10月25日11時06分
国連安全保障理事会の非常任理事国入りに熱意を見せていたベネズエラが辞退する可能性が出てきた。グアテマラとの間で選挙は35回繰り返されたが、決着がつかず、25日に再開される。
第3の候補に名乗りを上げたのはボリビアだ。ベネズエラのチャベス大統領の盟友であるモラレス大統領は24日、「チャベス氏から朝、電話を受けた。当選に十分な票を獲得できないのでボリビアに任せると言われた」と述べた。
ロイター通信によると、ベネズエラのカルデナス国連大使はこの発言について「それも一つの解決策だろう」と述べたという。
一方、ベネズエラ国営ラジオによると、同国のマドゥロ外相は「世界の多極化の理想と原則のために、戦い続ける」として、安保理入りを目指し続ける意向を示した。
強い反米姿勢を掲げるチャベス氏は安保理入りを目指して、活発な外交攻勢を展開した。米国はベネズエラを阻止するため、対立候補のグアテマラを支持した。
国連総会での選挙は19日まで35回続き、グアテマラが100票超を得て80票前後のベネズエラより優勢という傾向が続いている。だが、両国とも当選に必要な投票総数の3分の2の支持を得られていない。
各国の間では両者が歩み寄れる第3の候補が必要との認識が強まり、ウルグアイやドミニカなどの名が挙がっていた。ただ、ボリビアは反米姿勢をベネズエラと共有しており、第3の候補と認められるかは不透明だ。
http://www.asahi.com/international/update/1025/006.html