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□「憲法改正」に使命を燃やす鳩山幹事長の「頭痛のタネ」 [週刊文春]
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20061207-01-0702.html
2006年12月7日
「憲法改正」に使命を燃やす鳩山幹事長の「頭痛のタネ」
民主党が来年夏の参院選に向けて十一月末から基本政策の取りまとめに入った。自民党出身者から旧社会党出身者まで、生まれも育ちも違うグループが混在する寄り合い所帯の同党にとって、「基本政策の一致」は結党以来の懸案。懸案のまま引き継がれてきたのは、パンドラの箱を開ける結果になるのを歴代代表が恐れたからだ。その限りにおいて、今回の取り組みは「剛腕・小沢一郎代表ならでは」と言っていい。
しかし、十一月三十日の全議員政策懇談会にたたき台として示された「政権政策」案は、これが政権を担おうという政党かと目を疑う代物。同居手当、子ども手当の創設、年金は現行水準維持、高校まで義務教育化、就学前教育の無償化……。巨額の財源を要する目玉政策がずらりと並ぶ一方で、「消費税は現行5%を維持」。憲法改正問題については一行の記述もない。要するに「基本政策」とは名ばかり、「選挙公約」のたたき台にすぎなかったのである。
これをまとめたのは、旧社会党出身ながら最近小沢氏の覚えめでたい赤松広隆副代表(政権政策委員長)。小沢氏の意向が反映しているのは間違いない。「参院選に勝つ」。その一点に全神経を集中させている小沢氏の本音は、基本政策の本格的な議論は選挙後でいい、今は議論したように見えればいいというところだろう。そんな小沢氏に不満を募らせているのが、安倍晋三首相に負けず劣らず憲法改正に使命感を燃やす鳩山由紀夫幹事長だ。首相が改憲論者の祖父・岸信介のDNAを受け継いでいるなら、鳩山氏は岸が仕えた鳩山一郎の孫。独自の憲法試案も発表している。
「たたき台はあくまでたたき台。小沢さんがどう考えているか知らないが、少なくともこの時期に憲法改正に触れなければ笑われる」と、かなりの意気込みなのである。
ねじを巻いているのは幸夫人だ。鳩山氏に近い議員が語る。「夫人はかねがね『小沢代表になってから民主党は何でも反対の昔の社会党みたいで、日本をどうしたいのかビジョンが見えない』と不満を漏らしているようです。『そんなことはない』と鳩山さんが反論して、よく夫婦喧嘩になっているそうだが、鳩山さんも心の中では『女房の言う通りだな』と思っているということでしょう」。剛腕代表と姉さん女房。怖い二人に挟まれる鳩山氏。果たしてどこまでやれるか?
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