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我ら言葉のほかに失うものなし
天木・筆坂熱血インターネット対談
2006/12/06(Wed)
沖縄知事選挙と創価学会
沖縄知事選挙と創価学会
天木直人
去る11月19日に行われた沖縄知事選挙は自公推薦の仲井真候補(347,303票)が糸数候補(309,985票)に4万票近くの差をつけて勝利した。
糸数さんという最善の候補者をたてながら、そしてめずらしく野党が統一して平和共同候補を打ち立てることができたのに、勝てなかった。その敗因については新聞紙上などで既に多くの解説がなされている。曰く、どうせ日本政府の政策を変えることは出来ない、基地は無くならない、だから受け入れと引き換えに政府から経済支援を出来るだけ多く取るほうがいいと沖縄県民は考えた(あきらめ論、現実論)。曰く、仲井真候補も普天間基地受け入れの政府案には反対だと「公約」していたので争点が経済振興、失業問題などに集中した、これでは糸数候補は不利だった(争点ぼかし論)、曰く、統一候補といっても民主党の中には日米安保容認派が多く、共産党と共闘することに反対する者もいた、従って本当の統一共闘ではなかった(見せ掛けの平和共闘論)、などがそれである。
このような政策論からくる理由のほかに、もう一つ指摘されているのが集票マシーン創価学会の貢献が大きかったという点である。私がここで問題にするのは、選挙に固執する創価学会の実態についてである。
自公の連立政権が確立して以来、選挙のたびに創価学会の自民党支援が指摘されてきた。もはや自民党は創価学会票なくしては選挙に勝てなくなってしまったとさえ言われている。今度の沖縄知事選挙も、勝てるはずのない仲井真候補を創価学会票が勝たしたと言われている。
そのような一般的な解説を聞いても今ひとつピントこなかった私であったが、ネットで私のところに寄せられた具体的情報で合点がいった。それは沖縄知事選においては期日前投票(不在者投票など)が異様に多かったという事である。そのネット情報によれば、前回、前々回の沖縄知事選での期日前投票がいずれも5万票台であったのにくらべ、今回はなんと11万票を超える数であったという。その数は投票総数669,142(無効を含む)のなんと16.52%にもあたるという。これは沖縄有権者の10.5%である。
この数字が如何に異常であるかは、同じ11月19日に行われた尼崎市長選挙の期日前投票が約4%であったことを考えると明らかである。因みに尼崎市長選は市民派の白井文候補が自公支援の自民党二世候補谷川正秀を101,388対47,487で圧倒的に破っている。
しかも沖縄の期日前投票の7割にあたる8万票が仲井真候補に投票されているというのである。そういえば開票日の出口調査では糸数優位という報道がなされていた。糸数候補は期日前投票8万票に負けたのだ。
そのネット情報は創価学会員の「連れ出し作戦」について書いている。つまり学会員は早々と期日前投票をすませておいて、選挙当日は隣近所や買い物先の八百屋、魚屋のおっちゃん、おばちゃんを自分の車を運転して投票場まで送るという。車の中では候補者の名前を繰り返し囁くという。
こんな事が行われているとは知らなかった。これでは選挙に強いはずだ。そこで筆坂さんにお聞きしたい。こんな事が行われているのか。それは公職選挙法で許されるのか。組織力では創価学会に負けない筈の日本共産党として選挙活動において創価学会に負けてはいけないと思う。
それよりもなによりも、イラク戦争に加担して平和憲法を踏みにじった公明党に、平和の護憲政党である共産党が負けるはずはない、負けてはならないのである。
http://www.tembosha.com/kd_diary/kd_diary.cgi?20061206
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