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http://www.asahi.com/national/update/1205/TKY200612050251.html
東京都の石原慎太郎知事の四男(40)が04年1月、石原知事がスイス・ダボスでの「世界経済フォーラム年次総会」(ダボス会議)に出席した際、現地で開いた知事主催のパーティーでの大鼓演奏の舞台背景制作者として同行していたことが5日、分かった。事前調査と合わせ、2回分の旅費約120万円は公費から支出していた。都側は「演奏者の意向で四男が舞台背景を担当することになった。都が四男を選んだわけではない」と支出に問題はないとしている。
石原知事の四男を巡っては、03年3月にも都の文化振興事業にからみ、公費でドイツ、フランスに渡航していたことが分かっている。今回は四男への直接の支出ではなく、演奏者側への委託契約の中に盛り込まれていた。
朝日新聞の請求に対して開示された公文書や関係者の話を総合すると、四男が舞台背景を担当したのは、04年1月22日、ダボス会議開会中に現地のホテルで石原知事が各国の閣僚や企業経営者らを招いた「東京ナイト」。大鼓の演奏の際、舞台背景の「鏡板」の絵の制作を四男が手がけたという。
契約書類などには、四男の名前は記載されていないが、公文書として開示された、都幹部が03年11月に都の文化担当参与の今村有策氏にあてたメールには「演奏者との公演委託契約の中に鏡板制作費を盛り込みます。鏡板は、演奏者から四男に制作発注してもらいます。四男の旅費も含めて」という内容が記載されていた。
都側の説明によると、このメールの記載通り、演奏者との出演委託契約(100万円)とは別に、演奏者が社長を務める会社との間に「演奏会場の装飾委託契約」(約300万円)が結ばれた。この装飾委託契約に四男の渡航滞在費が含まれ、事前調査の03年12月24〜28日、本番の04年1月20〜24日、それぞれ約60万円が支出されたという。会場装飾の制作費50万円も含まれていた。
このメールを書いた都幹部は「四男に鏡板を描いてもらいたいという趣旨の連絡が演奏者からあり、その契約の仕方について相談したもの」と、四男の旅費として支出した認識があったことを認めた上で、「四男を使うことは都側の意向ではない」と強調している。
今村参与も朝日新聞の取材に対し、「演奏者から四男を連れていきたいという話があり、自分も同意した。手続き上問題がないかどうかは確認した上で、契約している」と話している。
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