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我ら言葉のほかに失うものなし
天木・筆坂熱血インターネット対談
2006/12/03(Sun)
がんばれ安藤宮崎県知事−06−12−2(天木)天木直人
これは私の勘であるから間違っているかもしれない。しかし私は私の勘が正しいと思う。
安藤宮城県知事が談合疑惑で叩かれている。宮崎県議会ははやばやと辞任を求める決議まで行っている。検察の調査がなんら進んでいないにもかかわらずにである。
勿論、最近の行政の犯罪は目にあまるものがある。知事の談合犯罪も福島県、和歌山県知事と続いた。いずれも最初は関与を否定していたが、捜査が進み、進退極まると、見苦しくそれを認める醜態を演じている。嘘をついていたのだ。だから今度の安藤知事の場合も、同様に最後は起訴され、そして罪を認める事になるだろうと思う人が多いかもしれない。メディアもそれを見越して過熱報道をしているのかもしれない。
しかし、私は安藤知事は談合に関与していないと思う。勿論出納長など県の関係者の談合はあったと思う。県の最高責任者である知事の耳にその事実が何らかの形で届いていたかもしれない。その限りにおいて安藤知事の監督責任は免れまい。しかし私がここで言いたいのは、安藤知事は積極的に談合に加担したり、隠蔽していた事実はないだろうという事である。ましてや見返りを強要したり、それを受け取っていたという事は無いに違いない。彼が繰り返し弁明しているように、福島県知事や和歌山県知事と本質的に違うのである。
知っていたけれどそれを止めさせる事をしなかった、できなかった、という事で辞職を迫られるのであれば、おそらく日本の知事の殆どが辞職しなければならない。それほど談合は全国で行われているのだ。
読者は私がなぜ安藤知事の肩をもつのかといぶかしく思うかもしれない。その理由はこうだ。私は安藤知事を弁護するつもりは全く無い。もし彼が談合の罪を犯していたとすれば厳しく罰せられることに異存は無い。すべては公正な司直の判断に委ねたらいい。しかし、その公正な司直の判断が下される前に報道が大騒ぎをして安藤知事を貶めることに、ある種の危険を感じるからだ。
巨悪を追及する事の出来ない権力に弱い今のメディアの負い目が、小悪を叩いて正義面をしているところはないのか。県議会がここまですばやく厳しい対応に出た背景には、不正に怒る世論に迎合し安易な対応に流れたということはないのか。談合に加担している多くの関係者が知事を巻き添えにして責任の共有をはかろうとしているということはないのか。
メディアの情報の洪水に惑わされることは危険である。我々は自立した判断をしなければならない。小悪と巨悪を同一視してはならない。それは巨悪を見逃すことにつながる。その事を私は訴えたいのである。
http://www.tembosha.com/kd_diary/kd_diary.cgi?20061203
展望社天木・筆坂熱血インターネット対談】これまでのタイトル一覧と本紹介
http://www.asyura2.com/0610/senkyo28/msg/714.html
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