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□道路財源→一般財源 安倍が指示した筋違い [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2799706/detail
道路財源→一般財源 安倍が指示した筋違い
安倍首相が道路特定財源を一般財源に組み込むことを指示した。道路財源は使途を道路建設に限定したものだから、筋違いもいいところ。税収確保のためなら何でもありの路線だから、やがて国民に増税を強いることは間違いない。
道路特定財源は道路整備に使うことを目的に1958年に作られ、戦後の日本の道路網建設の財源となってきた。課税対象はガソリンや軽油などの燃料、自動車取得税や重量税など6種類あり、06年度予算では5兆8000億円の税収があった。
「しかも、道路網整備の緊急性を理由に、法律で決められた税率の2倍の暫定税率がかけられていて、長年、『取りすぎだ』という批判が出ていました」(関係者)
この道路財源の一部は旧本四連絡橋公団の借金返済にも回されてきたが、これが今年度で終了するため6000億円前後が余る。そこで、これを一般財源に繰り込もうというのが政府の考えだったが、安倍は自動車税だけでなく3兆円近い燃料税を含めすべてを一般財源に回す方針なのである。
特定財源の趣旨から言えば道路整備に使わないのなら納税者に返すか、未整備の道路建設に使うのがスジ。しかしこれを丸のまま、一般財源に入れるというのだからむちゃくちゃ。たとえて言えば、親に「教科書を買うから」ともらったカネで酒を飲むドラ息子みたいなものだ。
しかも、これは庶民への大増税の突破口になりかねない。
「安倍は歳出削減で財政健全化を図ると言っていますが、1000兆円もある国と地方の借金が減る見通しはない。そこで特定財源を繰り込んだ上で『あらゆる努力をしたけど、それでも税収が足りない』と言うつもりなのです」(財務省関係者)
安倍は「改革の名にふさわしい、しっかりした具体案をまとめる」と言っているが、またぞろ小泉に続く庶民泣かせの改革である。
【2006年11月29日掲載】
2006年12月02日10時00分
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