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(回答先: みのもんたのセクハラ発言とマスコミの怠慢 (天木)<天木・筆坂熱血インターネット対談> 投稿者 天木ファン 日時 2006 年 11 月 30 日 11:10:55)
2006/11/24(Fri)
復党問題をわらう(天木)
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ホント、くだらない話題だ(筆坂)
復党問題をわらう 天木直人
連日のように自民党の復党問題がこの国の政治記事をにぎわせている。しかしこれほど馬鹿げたことはない。この問題の本質は、自民党を「ぶっ壊した」小泉前首相が、自分に反対した自民党の仲間を、個人的感情をむき出しにして排除した、あの小泉劇場の後遺症に過ぎない。国民のための政治とはまったく無関係な、自民党政治家たちの醜い争いでしかない。
小泉劇場のドサクサにまぎれて大量生産された有象無象の政治家たちが次の選挙での生き残りをかけて復党に反対するのはよくわかる。しかし彼らの大部分は、所詮は一回限りの使い捨て政治家だ。自分たちもそれがわかっているに違いない。そうなのだ、一回でも政治家にさせてもらっただけでありがたいと思えばいいのだ。
復党を願う元自民党の連中も情けない。小泉の奇矯の犠牲になったことには同情する。次の選挙に勝つために再び自民党というブランドが欲しいことはわかる。政党交付金の配給を受け取りたいことはわかる。しかしここまで小泉や武部にコケにされ、それを引き継ぐ安倍政権に踏み絵を踏まされて、それでも自民党に戻りたいのか。はやばやと新党をつくって自民党と決別した亀井や綿貫のほうがはるかに潔い。
それにしても小泉前首相の置き土産に悩まされている安倍政権の今後の対応は、我々国民にとっては格好の見世物である。来る参議院選挙に勝つためには復党を認め自民党の戦力を高めたほうがよいに決まっている。しかし小泉チルドレンを切り捨てる非常さは安倍にはない。それよりも、あてにならない世論が怖い。下手に復党を認め、古い自民党に戻ったと国民の支持を失っては困るというわけだ。
たしかに報じられる世論調査の結果では「復党を認めるべきではない」という意見が「復党を認めるべきだ」という意見を上回っている。しかしこんなくだらない質問にまじめに答えるような世論が、まともな世論か。すこしでも今の政治をわかっている国民にとって、自民党の復党問題など馬鹿らしくて付き合っていられない。復党してもしなくても、そんなことはどうでもよいのだ。そんな暇があれば少しでも世の中を良くする仕事をしろ、国民はそう思っているのだ。だからまともな国民はそんな世論調査にまともに答えることはない。どちらでもいいのだ。
この復党問題に対する我々国民の正しい対応は何か。それはこのドタバタ劇を低俗な政治家の猿芝居だとはじめから割り切って、私利私欲をむき出しにしたこの国の政治家たちの見苦しい争いの結末がどうなるか、安倍政権がどのような決定をするかを、冷ややかに眺めていればいい、それだけなのである。
ホント、くだらない話題だ 筆坂秀世
もともとこの問題の本質は、自民党内の権力闘争。この点は、小泉首相が喝破した通り。郵政民営化反対派は、この闘争に破れただけのこと。権力闘争は腹の据わった側、世論の支持が多い側が勝つに決まっている。最初から自民党を割って出る勇気もない反対派が勝てるはずもなく、戦いのイロハを知らなかっただけのこと。
ただ私は、「刺客」は大嫌いだ。政治を志すなら相手が全盛の時にこそ立ち向かえ。自民党公認をもらえず、崖っぷちに立たされていた反対派の背中を押すだけの「刺客」は卑怯な生き方の見本だ。郵政選挙で自民党が良くなったわけではない。卑怯な議員が増えただけのことだ。自民党の良さは自由闊達な議論があることだった。しかし、いまの自民党にはそれがなくなってしまった。復党待望者が戻ったとしても、この自民党の体質は変わらないだろう。なぜなら復党組は、ここに頭を垂れてしまったのだから。〃物言えば唇寒し〃状態になっているのが、いまの自民党だ。
テレビで著名なコメンテーターらが、「復党させれば、郵政選挙は何だったのかということになる」と息巻いているが、復党を認めたからといって、あの選挙の結果が変わるわけではない。反対派はみんな頭を垂れたのだから。参議院などは、反対した議員がしゃーしゃーとして自民党に残っているではないか。もともと一貫性などない。
つまり復党を認めようと、認めまいと自民党には、何の変わりもないということだ。復党組も刺客も当事者達は大変だろうが、そんなことは知ったことではない。ホント、くだらない話だ。
http://www.tembosha.com/kd_diary/kd_diary.html
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