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3年内閉鎖を否定/普天間飛行場
【東京】久間章生防衛庁長官は二十八日午前の閣議後会見で、米軍普天間飛行場の移設問題をめぐり、県知事選に当選した仲井真弘多氏が選挙公約に挙げた「三年以内の閉鎖」の可能性について、米軍の運用上の理由から「事実上、できない」と強く難色を示した。米軍基地を期限を区切って閉鎖することは不可能との認識を示した。また、二十九日の仲井真氏との初会談で、普天間移設の政府案(V字案)に理解を求める考えを説明した。
仲井真氏は普天間飛行場の県内移設を容認する一方、移設に八年かかるとされる同飛行場の危険性を除去するため、三年以内の閉鎖を打ち出していた。しかし、久間長官が明確に否定したことで、厳しい対応を迫られそうだ。
同氏は同日午前、「まだ事実関係を確認していない」とした上で「選挙で掲げて当選した政策ですから」と述べ、二十九日の会談で、公式に伝える考えを示した。
同長官は、稲嶺恵一知事が要求している暫定へリポート案については「いろいろ考えてもいい」として、政府と地元の協議会などで取り上げる考えを示した。
政府は普天間飛行場の閉鎖時期について、二〇一四年に名護市キャンプ・シュワブ沿岸部の代替施設が完成した後を想定している。久間長官の発言もこの見解に沿ったものとみられる。
久間長官は二十九日の仲井真氏との初会談について「(当選を)喜んでいることを正直に伝え、お祝いしたい」と祝意を表した。一方で、普天間移設については「政府案が一番いい案だと思っているので、理解を求めたい」と述べた。
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「県民だまし」と批判宜野湾市長
【宜野湾】伊波洋一宜野湾市長は二十八日、久間章生防衛庁長官が仲井真弘多新知事の公約「米軍普天間飛行場の三年以内閉鎖」を否定したことに対し「県知事選で仲井真氏を全面支援したにもかかわらず、県民をだます行為だ」と批判した。「普天間の危険除去を念頭に置かず、名護市辺野古移設だけを追求するやり方では県民の理解を得られない」と述べ、市として早急な危険除去策を政府に求める姿勢を示した。
「首相談判を」「期待せぬ」/宜野湾市民
【宜野湾】「安倍首相と直談判すべきだ」「もともと期待していなかった」。久間章生防衛庁長官が二十八日、新知事となる仲井真弘多氏の選挙公約「普天間飛行場の三年以内の閉鎖」を明確に否定したことについて、同飛行場周辺で暮らす宜野湾市民からは怒りやあきらめの声が上がった。
上大謝名自治会の津波古良一会長(63)は「久間長官は、糸数慶子さんが当選していたら特別措置法を検討していたと発言する人で話にならない。私が知事なら安倍首相に直談判する。それが駄目なら国連に訴える」と話した。
同飛行場に近い普天間で約四十年間暮らす奥平和子さん(70)は「新知事の公約はとてもうれしかったが、長官の発言でこれからどうなるのかまた分からなくなった。そのまま居座るのだけはやめてもらいたい。沖国大での事故から、ヘリの音を聞くだけで胸騒ぎがする。飛行場をなくすという市民の希望を一日も早くかなえてほしい」と要望した。
野嵩一区自治会の田場典信自治会長(55)は「今日も早朝からヘリがうるさい」とうんざりした様子。「仲井真さんの公約には期待していなかった。日本政府の政策は常に米国寄り。沖縄と本土のとの温度差を埋めないことにはどうにもならない」と語気を強めた。
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200611281700_01.html
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