★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK28 > 495.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: Re:ミサイルディフェンスはレーザー兵器が主流になっているw 投稿者 アメリカ言いなりでヤコブ病 日時 2006 年 11 月 24 日 21:56:43)
皆様、こんにちは。
> アメリカの言いなりでヤコブ病 様
「レーザー技術」と聞いて、はたと思い当たる事がありました。以下にご紹介するのははメールマガジン「経済コラムマガジン11/20号」です。主題は「核融合技術」なのですが、日本の核癒合研究は磁場核癒合偏重でレーザー核融合の研究はほとんど行われていない事が紹介されています。ただ、筆者氏が知り合いの核融合研究者に「なぜ日本ではレーザー核融合の研究は進んでいないのか?」と聞いたところ、研究者氏は非常に不快な顔になったという事です。筆者氏の見解では、おそらくレーザー技術は水爆とも関連するため核保有国の独占状態となっていて、日本での研究は大きく制約されている、あるいは禁止されているのではないか、という事でした。「属国にはお下がりで十分」という意識が「宗主国」にあるのは間違いないのではないでしょうか。
「経済コラムマガジン 11/20号
・日本の核融合研究
(中略)
・核兵器とのニアミス
日本の磁場核融合への偏重に異議を唱えているのが立花隆氏である。磁場核融合の実験にはやたら大きな設備が必要である。つまり実験炉の建設そのものが大きな公共事業になるのである。日本は青森の六ヶ所村への次世代の実験炉の誘致を目指したが、これも一種の大型公共事業の地元誘致合戦と同じというのである。
立花隆氏はレーザ核融合に力を割かず、磁場核融合に偏重している核融合実験の日本の実情を批難している。氏は核融合の実現性という観点が欠落した原子力行政の結果がこの磁場核融合研究への偏重と主張している。つまり公共事業推進派と磁場核融合推進者の結び付きが、六ヶ所村への実験炉の誘致運動であったと指摘しているのである。
筆者は、立花氏ほど六ヶ所村への実験炉の誘致運動に反感はなかった。最先端の科学技術開発に予算を使うことに抵抗感はないと言って良い。合理的な金の使い方というものを認めるとしても、金が掛かり過ぎるから研究を止めるべきとも思わない。
たしかに核融合エネルギーは遠い将来の技術である。今回の国際熱核融合実験炉計画(ITER=イーター)は来年から設計が始まり、30年間に及ぶ長期実験計画である。熱核融合については実用炉まで5段階のステップがあると言われている。今回の実験炉はその4番目とされている。
しかしこの実験炉での実験が成功してこそこれが4番目ということが本当に判るのである。もしうまく行かなかったら、ステップがもう一つ増える可能性がある。このように核融合の研究開発はまさに金喰い虫である。そして日本は実験炉の誘致に失敗したが、これを密かに喜んでいる人々がいることも事実である。核融合実験ばかりに予算を取られることに危惧する他の分野の科学者達である。たしかに納得行く話ではあるが、筆者は科学開発予算全体を大きくすれば良いと考える。
たしかに今日の段階では核融合は夢の技術である。しかしこの夢の技術も、国際政治や国際的な色々な思惑に翻弄されている。前述したように実験炉の誘致に際して、フランスが政治力を行使した。また日本が磁場核融合に偏重し、レーザ核融合の研究が低調(立花隆氏の指摘の通り)なことにも何となく裏がありそうである。ちなみに磁場核融合の実験炉を熱心に誘致したフランスさえ、レーザ核融合の研究は進んでいるのである。
こんな「もやもや」を、半年ほど前に九州大学の核融合が専門のS教授(先週号でお話した)にぶつけてみた。「なぜ日本はレーザ核融合の研究が盛んではないのか」と質問したのである。すると即座に教授は「レーザ核融合なんて水爆みたいなものだ」と吐き捨てるようにお答えになった。真意は計りかねるが何となく苛立ち加減なご返答であった。
しかしこの答で筆者はピンときた。核融合の技術は、純粋な科学のテーマや将来のエネルギー源に関わるだけではないのである。立花氏は核融合を公共事業との関係で捉えているが、全く別の観点から見る必要もあると筆者は感じた。核融合の研究は核兵器開発と密接な関係があるのである。
日本がレーザ核融合の研究が低調という理由は、単に科学的な判断だけではなく、この研究が核保有の問題に結びつくからと筆者は推測する。つまりレーザ核融合の研究は核保有国の専売特許になっているのではないかと言う憶測である。一方、日本では非核三原則を議論することさえタブーになっている。日本のマスコミ界では司会者やコメンテーターが、「核論議」することさえ「おぞましい」と間抜けな事を言っている。情けない話である。しかし来週お話する高速増殖炉も核兵器とニアミスする話である」
http://www.adpweb.com/eco/eco460.html
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK28掲示板
フォローアップ: