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「戦前の皇民化教育が再現される」「改正より子どもたちの叫びに耳を傾けて」―。衆院で可決された教育基本法改正案に沖縄の戦前の皇民化教育を知る元教師、現在の子どもが抱える悩みに対応する支援者は「いじめ、子どもの自殺など改正より先に解決すべき問題があるのに」と国会でのスピード審議に不信感を募らせる。学識者は「県内で進む所得の二極化が学力、教育機会の格差につながるのではないか」と警鐘を鳴らした。
「教え子を戦場に送った者として」。衆院特別委員会で教育基本法改正案が通過した翌16日早朝、元教師の平敷りつ子さん(92)=西原町=は新聞に投稿するためにペンを執ろうとしていた。戦前戦後を通じて40年、教育現場にいた平敷さんは「学校の皇民化教育が再現される。改正案は体を張ってでも阻止しなければ」と参院通過まで、できる限りの行動を起こすことを決めている。
10月31日夕、那覇市の県民広場で開かれた教育基本法改正に反対する教職員らの集会。約1500人の中に杖(つえ)をついた平敷さんの小さな姿があった。「若い人たちも頑張っている。杖をついてよたよた行くのが恥ずかしいと言ってはおれない」
改正案に盛り込まれた「愛国心」を平敷さんは警戒する。戦前の国民学校では「修身」の授業で、生徒と一緒に目を閉じて「海ゆかば」を歌い、教育勅語を暗唱させた。「国を愛する心と聞けば聞こえはいいが、国に役立つ人間をつくること。国、天皇のために死ぬのが名誉だと教えていた私も愛国人間だった。戦場で命を散らせた子どもたちの顔を思い出すと胸がうずく」
平敷さんは毎朝、新聞を熟読する。いじめ、子どもや教師の自殺…。胸が締め付けられる見出しが続く。「私が教員時代は考えられないニュースばかり。基本法を変えるのではなく、子どもとの結び付きを大切にする学校であってほしい」と願う。
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