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http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2735498/detail
石原慎太郎都知事に新たな疑惑が噴出している。知事の肝いりで始まった美術ギャラリー「ワンダーサイト」(都内3カ所)の不可解な予算増額とデタラメな運営実態が都議会で問題になっているのだ。
ワンダーサイトの第1号は01年12月、文京区本郷にオープン。続いて、カフェを併設したワンダーサイト渋谷、今月7日には宿泊施設を兼ねたワンダーサイト青山がオープンした。「若手芸術家の育成を図る」というのが大義名分だが、疑惑の第1は人事だ。館長である建築家の今村有策氏は石原知事が選任した都の参与。おまけに知事の四男で画家の石原延啓氏とは仲良し関係だ。そして副館長は今村夫人だから「ファミリー支配だ」と非難が集中している。
第2の疑惑は予算だ。
「都の文化施設は独立採算制が求められ、例えば『東京都現代美術館』はこの5年間で予算が3割もカットされています。それなのにワンダーサイトへの補助金は増えていて、今年度は4億7000万円。前年度の9000万円に比べ、異常な伸びです。それで事業収入は1200万円しかない。独立採算制は無視です」(都関係者)
実際、イベント開催中の渋谷館に行ってみると、繁華街にもかかわらず閑散としていた。ビルの3〜5階を占める青山館は、1階のインターホン越しに「イベント期間以外は一般公開できない」と門前払いだ。館長夫妻は渋谷や本郷の施設にはイベント中もほとんど顔を出さないという。
5億円近い補助金は何に使われているのか。担当の都生活文化局はこう答える。
「今年度は青山の施設を借りるための敷金と礼金が含まれています。家賃は年間7000万円。2フロアは海外からの芸術家などのための宿泊施設(16室)です。宿泊客ですか? オープンしたばかりなので、まだ部屋は埋まっていません」
石原知事は定例会見で「トップダウンですよ、私が考えついたんだからね。大したお金はかからないし、廃物利用でね」なんて言っているが、廃物利用に5億円とは太っ腹だ。
【2006年11月15日掲載】
2006年11月18日10時00分
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