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沖縄知事選:糸数VS仲井真 与野党ともに総力戦展開
米軍普天間飛行場の移設など米軍再編の行方を占う沖縄県知事選は、事実上の一騎打ちを演じる糸数慶子氏と仲井真弘多氏の両新人が横一線で並んだまま「3日攻防」に入った。投票日前の3日間が勝負を決するとされることからできた沖縄特有の言葉。与野党ともに総力戦を展開しており、自民党は15日に中川秀直幹事長が沖縄入りし、民主党も小沢一郎代表に続き、16日には菅直人代表代行を投入した。16日に衆院を通過した教育基本法改正案を巡る攻防も選挙戦に影響しそうだ。【三森輝久、上野央絵】
◆単独採決の波紋◆
「160時間余りも審議した。野党は対案を出しながら欠席した」。中川氏は15日、沖縄市での仲井真氏の決起大会で野党批判を展開した。
だが、沖縄戦で旧日本軍に壕(ごう)から追い出されたり、集団自決に追い込まれた経験がある県民にとって、愛国心が盛り込まれた改正案には反発も強い。争点化を避け続ける仲井真氏。中川氏の発言を聞き、陣営関係者は「そういう話は国会でお願いしたい」と困惑気味に表情を曇らせた。
一方、16日午後、浦添市の街頭で糸数氏の応援演説に立った菅氏は、タウンミーティングの「やらせ質問」と改正案の採決に触れ「(改正案を巡る論議が)偽のタウンミーティングで行われたことが明らかになるので、強引に採決して終わりにした」と与党を批判。「糸数さんは平和バスガイドとして若い人に平和の大切さを説いてきた。これが本当の教育だ」と知事選に関連づけた。
◆未明の戦い◆
仲井真、糸数両氏の戦いは夜明け前から始まる。14日午前5時、那覇市樋川の農連市場。青果卸・小売店約70店舗が集まる市民の台所だ。糸数氏が選対幹部ら十数人とともに迷路のような市場内を巡り始めた。「ウチナー(沖縄)で初めての女性知事だからね」「大接戦です」。糸数氏は店主らに駆け寄って次々に握手した。
その30分後、仲井真氏が約30人の支持者とともに現れた。自民党の西銘恒三郎衆院議員(沖縄4区選出)が「経済活性化の仲井真です」と呼びかけながら先導し、仲井真氏が握手を求める。直後には両氏が5メートルの距離でそれぞれに支持を訴える「ニアミス」も。
◆すれ違い◆
それぞれの街頭演説や集会では、糸数氏が声高に「新基地建設反対」と普天間飛行場のキャンプ・シュワブ沿岸部への移設反対を訴える。
これに対し、仲井真氏は「県民の関心は経済振興と福祉」(陣営幹部)とみて、移設については「地元や県民の意向を踏まえ、なるべく早く解決する」と述べる程度で、主張は最終盤までかみ合わないでいる。
◆沖縄知事選立候補者(届け出順)
糸数 慶子(いとかず けいこ)59[元]参院議員
=無新[民][共][社][国][日]
屋良 朝助(やら ちょうすけ)54政治団体代表
=諸新
仲井真 弘多(なかいま ひろかず)67[元]副知事
=無新[自][公]
毎日新聞 2006年11月16日 18時44分 (最終更新時間 11月17日 1時05分)
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20061117k0000m010033000c.html
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