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□「気負いが空回り」公明党太田昭宏代表「存在感埋没」 [週刊文春]
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20061116-01-0702.html
2006年11月16日
「気負いが空回り」公明党太田昭宏代表「存在感埋没」
八年ぶりでトップが交代した公明党の太田昭宏代表(61)。就任から一カ月半、同時期にスタートして出足好調の安倍晋三首相と反対に、気負いが空回りし、どうも板に付かない。
九月末の就任早々ぶち上げたのが自らの訪中。創価学会と中国政府のパイプを生かし、胡錦濤国家主席と単独会見して、小泉純一郎前首相の任期中に途切れていた日中首脳会談の再開へ道筋をつけ、「鮮烈なデビュー」を飾ろうという意気込みだった。
しかし、安倍首相はその発表の一週間後に電撃訪中し、首脳会談を実現。連立与党の党首でありながら、官邸とパイプがないことをさらけ出した。太田氏は常々「安倍幹事長代理・太田幹事長代行だった時の盟友関係」を吹聴していたのにこの有り様。党内も「安倍さんは酒を飲まないけど大の宴席好き、話し好きなのに、太田さんは二人で食事したこともない」(中堅議員)とため息をつく。
さらにメンツが立たないのは、信仰の「師匠」である創価学会・池田大作名誉会長(78)の活躍だ。安倍、小泉の新旧両首相は、就任直前と退任直後にわずか一週間差で相次ぎ池田氏を表敬訪問。池田氏は安倍首相に「日中関係改善の緊急性、重要性」を「指南」したとされ、海外名誉学術称号二百個目の授与式で自らそのことを示唆したという。因みに二百個目は北京師範大の名誉教授。安倍首相はその翌日、訪中して胡主席との会談に臨んだ。
「存在感埋没」は近年の公明党に対する常套句だ。太田氏は記者会見のたびに政治以外の話題を持ち出し、何とかマスコミに取り上げられようと奮闘中。いじめや公務員の不祥事、携帯電話の番号ポータビリティー制など、ワイドショー向けのテーマで、聞かれもしないのに積極的にコメントするが、「元々理屈っぽく話が長いタイプ。寸鉄人を刺すセリフも気の利いたしゃれも言えないから、コメンテーター向きじゃない」(テレビ記者)と反応はイマイチだ。
誠実さが定評の神崎武法前代表は、冬柴鉄三前幹事長という「悪役」とのコンビで八年の長期体制を維持したが、太田氏が組む北側一雄幹事長(53)は地味な堅物という点で似た者同士。早くも「太田氏は創価大卒の北側氏が代表になるまでの暫定代表」(中堅議員)との声も聞かれる。
「長すぎたプリンス」からの脱皮は容易ではなさそうだ。
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