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2006年12月16日(土) 朝刊 1面
旧東恩納弾薬庫 沖縄市長、全面返還を断念
一部返還は政府に要求「契約白紙に戻せず」
【沖縄】沖縄市と百三人の地権者に返還された米軍嘉手納弾薬庫地区内の旧東恩納弾薬庫地区(沖縄市池原)に、国が建設を予定している陸上自衛隊の小銃射撃場に反対し、全面返還を求めていた東門美津子沖縄市長は十五日、「前市政ですでに予約締結の同意書を国に提出していたという事実は重い。射撃場建設に反対の姿勢は変わらないが、契約をすべて白紙に戻せる状況ではない」として、全面返還を断念、返還地約五十八ヘクタールのうち市有地を含む二十一ヘクタールの返還を国に求めていく方針を明らかにした。
那覇防衛施設局は、東門市長が射撃場建設を容認したと受け止め、来年一月にも造成工事に着手する構え。同市は今後、国から一部返還が認められた場合の跡地利用として、農業生産と市民の自然体験学習を中心とする「アグリビジネス構想」の基本計画を二〇〇六年度中に策定し、地権者の同意を得る方針だ。
東門市長は同日、市議会全員協議会で、五月の市長就任以降の経緯を説明。「全面返還断念は残念だが、できるだけ多くの市民の意に沿うように判断したいという思いで国と話し合いを重ね、市有地の一部返還という結論を出した」と述べた。
施設局は米軍から日本側に土地が返還された翌十一月一日、所有権を沖縄市と地権者から陸上自衛隊に移管。市は十一月以降の賃料の受け取りを拒否してきたが、今後協議して受け取る方針だ。
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200612161300_02.html
<コメント>
民有地を強制収用したのだろうか?
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