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(2006/12/15)
安倍首相の国会答弁を聞いていて、♪花も嵐も 踏み越えて 行くが男の 生きる途(みち)…と口ずさんだら、若い人はだれも知らなかった。昔の忘年会なら、必ずこれを歌う人がいたものだが、なにせ一九三八(昭和十三)年の流行歌『旅の夜風』(西条八十・作詞、万城目正・作曲)だ
▼日中戦争さなか、『愛国行進曲』や『愛国の花』『麦と兵隊』など、戦意高揚の「国民歌謡」一色の時代に、松竹映画『愛染かつら』の主題歌として甘い恋愛を歌い上げ、SPレコード百二十万枚のメガヒットとなって国民の心を癒やした
▼時はめぐって、先祖返りの「愛国心」条項を織り込む教育基本法改正案をしゃにむに通そうという安倍政権が、タウンミーティング(TM)の、金でやらせの質問がばれても、おわびに首相以下関係閣僚を減俸処分にすれば厄払いになると考えたか
▼大道香具師(やし)の仲間が、客を装って品物を買ったり褒めたりすることを“さくら”という。そのさくらを使って非難の嵐を浴びようが、どこ吹く“旅の夜風”の“愛国行進曲”がこの日の首相答弁である
▼問題のTMの今後について、これからは「質素でも中身のあるもの」に変えていくと言った。語るに落ちたとはこのことだ。じゃ、これまではなんだ。「派手で中身がなかった」のか
▼民主党も法案阻止にどこまで本気なのか疑いたくなる。一方で「防衛省」昇格法案には賛成し、参院には核武装論議容認の麻生外相問責決議案を提出するという。なんだか勝敗度外視の“花相撲”でも見せられているようだ。
http://www.tokyo-np.co.jp/hissen/index.shtml
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