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http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2006121401000425.html
【北京14日共同】ブッシュ元米大統領は14日、北京市内で講演し、小泉純一郎前首相らによる靖国神社参拝について「歴史を否定している」と批判、日本は「(歴史の)傷口を開くことをせず、癒やすよう努めるべきだ」と述べ、歴史問題で慎重に対応するよう求めた。中国科学院主催の講演会の質疑で語った。
米国の元大統領が、歴史問題で日本を批判するのは極めて異例。現大統領の父である元大統領は共和党重鎮として現政権にも強い影響力を持つが、日本側の歴史認識について党内主流派にも強い不満があることを浮き彫りにした形だ。
元大統領は靖国神社について「歴史から逸脱している」と指摘。神社の展示施設は「真珠湾(攻撃)は米国の責任としているが、公然と奇襲攻撃を受けた」と述べ、不快感をあらわにした。
一方で、元大統領は「日本は力強い民主主義を保っている」と称賛し、地域の脅威にならないと強調。昭和天皇について「17、8歳のころには憎むよう教えられたが、訪日して会った時は小柄で穏やかな人物だった」と述べ、中国にも未来を見据えた和解の精神が必要と訴えた。
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