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改革すべきは参議院だけではない、日本の政治そのものだ
天木直人
参議院改革の必要性は認める。しかしそこに書かれている諸点は技術論でしかない。政治家とは無縁な我々一般国民にとって、もっと根本的なところにおいて改革が必要なのである。改革が必要なのは参議院だけではない。衆議院についてもだ。というよりも変えなければならないのは今の政治システムであり、今の選挙制度で選ばれてくる政治家そのものである。
民主党の河村たかし議員が近著で面白いことを書いている。地震か落雷かミサイルか、何が原因か忘れたが、いずれにしても国会が崩壊し多数の政治家が死んでしまう事件が起こったとしよう。ガード下の飲み屋で一杯やっているサラリーマンたちは、そんなニュースをよそ目に上司の悪口や世間話にオダを上げているに違いない、と河村たかし氏は言っているのだ。つまり今の政治家が居ても居なくても一般国民はどうでもいいのである。政治家が思っているほど国民は政治家の事を考えていない。政治家のやっている仕事は実のところ必要ないのである。それが言いすぎであれば莫大な歳費や経費を税金から使うほどの価値ある仕事をしている政治家があまりにも少ない以上、政治家の数を大幅に減らす改革一つで改革は十分だ。そうすれば国民の監視が行き届いて愚かな政治家は務まらなくなる。贅沢な議員宿舎もいらなくなる。
日本という国は世界の中でもまれな政治家天国、役人天国である。国によっては政策を誤ると国民の手で殺される国もある。しかし日本ほど権力者がやりたい放題をしてお咎めのない国はない。それは裏返していうと日本国民はどんなに不合理な状況に置かれても自らの我慢と努力でやりくりしていく国民なのである。そのような国民には十分力を発揮させるような状況を作るだけでよい。政治家や官僚は余計な事をつくりだしているのだ。
http://www.tembosha.com/kd_diary/kd_diary.cgi?20061211
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