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我ら言葉のほかに失うものなし
天木・筆坂熱血インターネット対談
2006/12/11(Mon)
参議院改革を(筆坂)
参議院改革を
筆坂秀世
来年は参議院選挙だが、私は各党に参議院改革で競ってもらいたい。いま私の参議院議員時代の二人の先輩が「参議院大改革私案」を発表している。村上正邦氏と平野貞夫氏だ。二人は、昨年の郵政国会で「参議院は死んだ」という。なぜなら一度否決した法案を、総選挙後には党公認をもらうため賛成に寝返り可決したからだ。「良識の府」どころか、造反議員が自分の選挙の当落しか考えていないことを自己暴露した。これでは参議院不要論が出てくるのも当然だ。
村上氏らは、参議院議員は、@党首選に参加しない。A首相指名権を持たない。大臣を出さない。B3年ごとの半数改選を6年ごとの一括改選にする。C予算と条約は衆議院の議決とし、参議院は決算議決権を持つ。D参議院は外交、防衛、教育など国の重要案件を審議する。E政府の審議会を廃して、参議院にその約を持たすーーなどだ。村上氏は、定数の大幅削減も提案している。
たしかに参議院は改革が必要だ。たとえば首相の施政方針演説や所信表明演説は、衆議院と同じ事を参議院でも行なう。しかし参議院議員は、参議院の議場で聞く前にNHKの中継で衆議院での演説を聞いているので同じ事をもう一度聞くだけのことだ。しかも全文が配布されているので、実は聞かずともわかっている。決算審議といっても、いまの実状は決算書を克明に読み込んでの質問など皆無だ。中身は予算委員会と同じだ。そして決算がどうであろうと予算は組まれるし、決算審議が反映されることもほとんどない。
実態は、ミニ衆議院といってよい。ここに242人もの議員が必要なのか。この議員のために歳費、調査費等々、おそらく300億円を超える税金が使われている。よく一票の格差が問題にされるが、各県に最低2人の定数を確保したうえで格差を1対2未満にしようと思えば、大幅な定数増が必要となる。村上氏は、思い切って定数を削減し、全国一区の比例だけにしてしまってはどうか、と提案しているが、検討してみる価値がある。
本当に参議院を「良識の府」といえるように、各党が思い切った改革競争をおこなうよう切望する。
http://www.tembosha.com/kd_diary/kd_diary.cgi?20061211
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