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我ら言葉のほかに失うものなし
天木・筆坂熱血インターネット対談
2006/12/10(Sun)
がんばれ安藤知事―その2(天木)
がんばれ安藤知事―その2
天木直人
安藤知事が逮捕されたとマスコミは大騒ぎをしている。それでも私は安藤知事を応援する。彼が起訴され、裁判に進展して行っても、私はその判決が最終的に確定し、安藤知事が有罪となるまで、安藤知事の無罪を信じる。彼が有罪となって結審した時点で、自らの誤りを認め読者に詫びたい。
私が何故安藤知事をここまで応援するのか。安藤知事とは一面識もない。安藤知事のこれまでの言動や評価についても何も知らない。捜査情報についてもなんらの情報を持たない。私のまったくの勘に基づく判断である。しかしその勘はあてずっぽうの勘ではない。官僚人生35年を通じて国家権力と中央官僚の実態を肌で感じてきた上での勘である。
官僚である検察は、正義よりも権力に弱い。あの日歯連疑惑で、限りなく黒に近い橋本や野中がなんのお咎めもない一方で、村岡が逮捕され裁判にかけられた。裁判の結果、村岡は無罪放免になったが、あの時の村岡の悔し涙は嘘ではなかったろう。たとえ村岡は無罪放免されても、推定有罪で逮捕され、裁判にかけられた村岡の人生は、そこで終わった。官僚である検察にそこまでの権限を与えてよいのか。
テレビで検察のOBがすました顔をして喋っていた。「談合に対して世間の目が厳しくなり今までは見過ごしていたものも厳しく追及する方針に変化してきた・・・」と。その言やよし。それでは検察は時の権力者や中央官僚の不正に敢然と立ち向かってきたというのか。これからは世論に応えて権力者や中央官僚の不正に敢然と立ち向かうというのか。
かつて検察幹部の裏金づくりが内部告発により発覚した時、検察首脳は時の権力者に頼み込んで権力者の不正を見逃す事の見返りに検察スキャンダルに蓋をしたのではなかったか。
検察官僚が決して正面から闘わないのは、与党の大物政治家と中央官庁のキャリア官僚だ。権力者には決して刃向かわない。同僚官僚に対しては、エリートであるという仲間意識がある。それに比べ地方政治家などは、たとえ知事といえどもはるかに格下だ。いつでもしょっぴける。村岡の場合もそうだ。村岡が現職の官房長官時代であったらあのような惨めな事にならなかったに違いない。議員を離れ影響力が無くなった村岡であるからこそ、あそこまで苛められたのだ。
それにしても昨今のメディアは危険だ。国策調査の片棒を担いでいる。検察が流す情報を集中豪雨のようにたれ流し、世論誘導する。安藤知事の逮捕についてテレビで流される国民のコメントはすべて安藤知事を悪者であると決めつけるものばかりだ。
唯一の救いがインターネットに流れる情報である。それらは皆、政府やメディアの情報操作を見抜いている。権力者の卑劣さを糾弾している。インターネットに流れるニュースが世論を動かす時、その時こそ出口のないこの国が再生する時かもしれない。
http://www.tembosha.com/kd_diary/kd_diary.cgi?20061210
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