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□“更迭”された外務省の次官候補 [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2837607/detail
“更送”された外務省の次官候補
新聞各紙は「事実上の更迭」と書きたてたが、何があったのか。
政府は外務省の西田恒夫審議官(59=政務)を来月1日に大使に転出させることを決めた。政務審議官といえば、事務次官に次ぐポスト。事実、西田審議官もこの間まで「谷内次官の後継の最有力候補」といわれてきたエリート。それが、出世コースをはずれ、大使に“追い出される”のだから異例だ。
西田審議官といえば、懇談の席などで酒が入ると、口が軽くなり、“放言”することで有名。安倍総理が電撃的に中国を訪問した直前の10月6日にも親しい記者たちを前に安倍政権を痛烈に批判している。
(安倍さんはゴーマンになっているな。塩崎もいずれ行き詰まるだろう。……首相補佐官会議など、僕は出席するつもりはない。あそこは『チーム安倍』だからね)
(外交でまったく実績もない小池百合子が安全保障担当の首相補佐官に選ばれたのも、まったく理由がわからない。不思議だ)
(首相補佐官に抜擢されていい気になっているが、世耕はバカだな)
こんな調子のオフレコ発言をしたそうだが、それが週刊誌に大きく書かれて安倍官邸はだいぶカチンときていたらしい。 これが「更迭の引き金」という声が強いが、それでは大人げないから、政府関係者は「国連決議の行き違いが原因」と言いふらしている。7月の北朝鮮によるミサイル連射事件で、当時の安倍官房長官は外務省の尻をたたいて、国連で制裁決議を急がせた。結果的には、これが総裁レースの行方を決定づけたのだが、西田審議官は制裁決議に慎重論を唱え、それが官邸の逆鱗に触れたのだという。
「それは、おかしい。アメリカはボルトン国連大使を飛ばし、強硬外交路線を修正しようとしている。北朝鮮に対して制裁一辺倒の日本は、アメリカにもハシゴをはずされている。結果的に『慎重論』が正しかったのです。谷内次官をはじめ、外務省は安倍首相にゴマをすってばかりですが、いろいろな考え方があった方が健全なのです」(元レバノン大使・天木直人氏)
気に食わないヤツは追い出す――。安倍首相の度量の狭さを見せつけた危険な更迭劇だ。
【2006年12月7日掲載】
2006年12月10日10時00分
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