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選挙:東京都知事選 民主、候補擁立なるか 菅氏待望論やまず
来春の東京都知事選に石原慎太郎氏が3選出馬を表明したことに伴い、民主党が対立候補を擁立できるかが焦点となってきた。自民党は石原氏を推薦する構えだけに、民主が首都決戦を制すれば来夏の参院選へ弾みがつくが、出馬待望論がある菅直人代表代行は出馬を全面否定している。小沢一郎代表自身がさきに「候補擁立」を明言したいきさつもあるだけに、成否は執行部の求心力を左右しかねない状況となっている。【須藤孝、大場伸也】
「来年4月こそ、この人と思う立派な人を立て新しい日本の首都を作り上げていただきたい」
小沢代表は先月24日の党東京都連のパーティーで独自候補の擁立をこう、ぶち上げた。同党は前回03年と前々回、ともに独自候補を擁立し石原氏に敗退。特に前回は300万票を集めた石原氏に全く歯が立たなかった。
しかし、今回、石原氏は四男の文化事業関与や高額海外出張などの問題を抱えている。小沢氏は「最近、石原都政のひずみやおごりを象徴する現象がたくさん出ている」とも述べ、対決姿勢を鮮明にした。自民党幹事長時代の91年は東京都知事選の対応を誤り党本部と東京都連が分裂、幹事長辞任に追いこまれた苦い経験もある。首都決戦が、統一地方選のイメージ全体を決定づけることを踏まえてのものだ。
しかし、石原氏に勝てる候補となると、人選のハードルは高い。小沢氏と親しい田中康夫・新党日本代表の名も取りざたされているが「参院選出馬の方が可能性が高い」(関係者)とみられている。
小宮山洋子衆院議員(比例東京)や海江田万里氏(東京1区で落選)を推す声もあるが、やはり「切り札」的存在は菅氏(東京18区)。5日の民主党常任幹事会で鉢呂吉雄選対委員長が「都知事選は最大限の力を入れて擁立したい」と発言した瞬間、出席者の視線はいっせいに菅氏に向けられたが、菅氏は無言で、7日の記者会見で「全く考えていない」と否定した。「菅氏はポスト小沢狙い」というのが党内のほぼ一致した見方だが、他に目立った人材がいないだけに、出馬待望論は消える気配がない。
一方、自民党は中川秀直幹事長が8日の記者会見で石原氏の推薦に強い意欲を示した。03年の都知事選では石原氏が党本部の推薦を拒んだため「都連支持」の形でしか支援できなかった。自民は都知事選で91年以来、4回連続で党本部推薦候補の当選がなく「鬼門」となっているだけに、石原氏とタッグを組み、参院選前に民主候補を打倒する展開をうかがっている。
毎日新聞 2006年12月9日 東京朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20061209ddm005010012000c.html
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