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時代は変わったのではない、繰り返すのだ(1)タカはツメを見せるのか?防衛庁「省」昇格法案をめぐる攻防(辻元清美ブログ)
http://www.asyura2.com/0610/senkyo27/msg/969.html
投稿者 天木ファン 日時 2006 年 10 月 28 日 19:32:37: 2nLReFHhGZ7P6
 

(回答先: いよいよ来週、この国会の行方が決まる (保坂展人のどこどこ日記) 投稿者 天木ファン 日時 2006 年 10 月 28 日 19:26:58)

2006年10月27日

時代は変わったのではない、繰り返すのだ(1)――タカはツメを見せるのか? 防衛庁「省」昇格法案をめぐる攻防

タカがツメを見せ始めるか? 与党が重要法案審議をドンドン押し進めようとしている。「補欠選挙で自民党に勝たせると与党の暴走にブレーキがかけられなくなる」と心配していたのだが、「やっぱりそうか」という感じだ。
教育基本法の審議は30日から始まる。来週はほぼ毎日集中審議が行われる。与党は「すでに審議をつくした」というスタンスで、強行採決があるのでは、という声が聞こえてくる。
共謀罪は委員会の日程などの関係もあり、いったんこの臨時国会での成立はあきらめた様子。しかし気は抜けない。
そして、私が所属する安全保障委員会の重要法案とされる防衛庁「省」昇格法案をめぐり、与野党の攻防が始まった。2回くらいの審議で衆議院を通過させたいと、与党が強引な運営を押し付けてきた。法案をいつ審議するかなど、まさに国会を運営する議院運営委員会は、全会一致が原則。しかし与党はそこに多数決を持ち込み、同法案の本会議での主旨説明を決めた。そんなおかしな本会議の立て方に私たち野党は強く抗議したが、10月27日にはムリヤリ安保委員会が立てられた。理事会の席では激しい応酬。「防衛庁の談合事件など、一連の不祥事をきちっと明らかにすべきだ」と、法案審議に先立ち2日以上の集中審議を求める私たち。与党と折り合いがつかず、怒った私たち野党が席を立つ。安保委員会は野党不在のまま主旨説明が行われ、そのまま休会に。その後社民・民主・共産の三党で、合同の記者会見を行った。私は審議拒否した理由を3つに分けて説明した。
1つ目は、委員会の運営が与野党で折り合っていないこと。
2つ目は、今年になってから8件もの談合が明るみに出ており、ウィニーの情報流出事件が起きるなど、きわめてずさんな情報管理が明らかになった防衛庁の「ウミ」を出し切ることが先決であること。
3つ目は、北朝鮮の核実験をめぐり、中国や韓国など近隣諸国との連携がますます大事になっているいま、重要な安全保障の案件が話されていないこと。
総合的に安全保障を考えるのが本来の安保委員会の役割。北朝鮮問題の審議は1回しか行われていないし、ライス米国務長官と久間防衛庁長官の間で行われたはずの会談も、何ら報告がなされない。麻生外相の「核保有の議論」発言や、従軍慰安婦に関する「河野官房長官談話」を軽視する下村官房副長官の発言などが出ているなかで、翌週には防衛庁を「省」にしようという議論がされることは、近隣諸国に対して警戒感を抱かせる。この微妙な時期に軍拡の方向にいくのでは、と見られるのは安全保障上なんらプラスにならない。
戦後、なぜ防衛庁が「庁」であったのか――与党はまずそれを考えるべきだ。


http://www.kiyomi.gr.jp/blog/2006/10/27-1074.html

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