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□「本日も見せ場なし」表情がさえない小池百合子補佐官 [週刊文春]
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20061026-01-0702.html
2006年10月26日
「本日も見せ場なし」表情がさえない小池百合子補佐官
安倍晋三首相を支える五人の首相補佐官の中で、最も華々しいデビューを飾ったのは唯一の閣僚経験者で「首席補佐官」格の小池百合子氏(国家安全保障問題担当)だ。デビュー戦は十月初めの米国訪問。将来カウンターパートになるハドリー米大統領補佐官(同)との顔合わせが目的だったが、核実験実施を予告する北朝鮮外務省声明を受けて、小池・ハドリー会談は一躍、内外注視の日米高官協議となった。鼻高々の小池氏は会談後、「ワシントンへの回数券が必要」と日本外交の先頭に立つ決意を披瀝した。
あれから三週間。「日本のハドリー」の表情はさえない。外交の先頭に立つどころか、口出しもできないのが悲しい現実だからである。理由は簡単。権限がないのである。
「内閣総理大臣補佐官は、内閣の重要政策に関し、内閣総理大臣に進言し、及び内閣総理大臣の命を受けて、内閣総理大臣に意見を具申する」(内閣法十九条)。何やら重々しいが、つまるところ、首相補佐官は首相の個人的アドバイザーに過ぎず、役所に直接指示を出す権限は与えられていないのだ。
首相補佐官の権限を強化する内閣法改正案が国会に提出されるのは来年一月召集の通常国会。成立は早くても予算成立後の四月後半以降になる見通しだ。国家安全保障問題担当補佐官が事務局長の役割を果たすことになる日本版「国家安全保障会議(NSC)」が発足すれば、その立場で外務省や防衛庁に対して物を申し、官僚を動かすことが可能になるが、今のところ、発足のめどは立っていない。
ということで現在、小池氏にあてがわれているスタッフは秘書官二人と女性事務員一人だけ。九月まで大勢の官僚に取り囲まれていただけに余計わびしさが募るようで、小池氏の口からは「NSCって、ノー・スタッフ・センターの略だったのね」とぼやきが漏れる。ほかの女性補佐官が教育再生会議事務局長(山谷えり子氏)、拉致問題対策本部事務局長(中山恭子氏)としてそれぞれ権限を与えられ、バリバリ仕事をしているのも気になる様子だ。
首相は十九日に小池氏を呼び、新たにイラン問題を担当するよう指示した。「カイロ大卒で中東情勢に詳しい」という理由に加え「小池さんに『私には仕事がない』とへそを曲げられたら厄介」と首相が気を回したとの説が有力だ。
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