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2006.10.23(その1)
森田実の言わねばならぬ[443]
民主党が10.22衆院補選の敗北から学ぶべき教訓
「終わりよければすべてよし」(イギリスの諺)
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民主党は、北朝鮮の金正日総書記と池田大作創価学会名誉会長と政治権力の手先と化したマスコミの大連合軍に敗北した。この敗北にあまりこだわるべきではない。
極論すれば、小沢民主党は最後の戦い=2007年参院選に一度だけ勝てばよいのである。それまでは、全敗してもかまわない。2007年夏の決戦に勝てば、安倍自公連立政権をつぶすことができる。安倍自公連立政権がつぶれれば、自公連立政権は大混乱に陥る。その中で、衆院解散・総選挙という事態になれば、政権交代が現実味を増してくる。総選挙で民主党が勝てば、政権交代が実現する。民主党の皆さんには以上のような冷静な判断力をもってほしい。
2007年夏の参院選に連なる選挙シーズンの第一幕が、10月22日の二つの衆院補選だった。民主党は初戦に負けたのであるが、この敗北から教訓をしっかり学び取り、2007年夏の決戦に役立てることができれば、今回の敗北を次の躍進につなげることができる。
民主党が学ぶべき教訓の第一は、小沢一郎代表を大切にしなければならない、ということだ。小沢代表は民主党にとってかけがえのない大黒柱である。党執行部と小沢代表の側近は、小沢代表の健康を守る責任がある。どんなことがあっても、再び入院するような事態を招くようなことをしてはならない(小沢一郎代表が入院したとき、自公連立政権の幹部がどれほど喜んだか、民主党員は忘れてはならない)。
第二は、10月22日の投票日直前に表面化した前原前代表らの反執行部的な動きは、百害あって一利なし、である。こういう動きが選挙を戦っている候補者にとっては、最も打撃が大きいのである。前原氏らに民主党への愛党精神があるなら、投票日直前の分派的行為は慎むべきである。分派活動の首謀者は反省すべきである。
第三は、細野議員のスキャンダルについて、民主党は厳しい態度をとるべきである。民主党議員がテレビのワイドショーや写真週刊誌のセックススキャンダルの主役になるなど、民主党にとって、これほどいやなことはない。恥ずべきことはない。民主党議員はみんな真面目人間である。民主党のイメージダウンは著しかった。細野議員は責任をとるべきである。
第四は、民主党は、戦いにおいて真の敵は何かを示すべきであった。それは、ズバリ言えば、創価学会とマスコミである。今回の10.22衆院補選において、民主党は、マスコミと選挙マシーンと化した巨大宗教団体に負けたのだ。自民党の選挙運動の主力は、いまやマスコミと創価学会なのだ。民主党は創価学会がいまの日本の政治を牛耳り、支配し、その上、選挙までも左右する巨大パワーであることを国民に教えるべきである。民主党は、今後、創価学会批判を強めるべきである。同時に放送法違反のマスコミを許してはいけない。
第五は、民主党は共産党批判を強めるべきである。自公対民主の対決において、共産党は、結果的にではあるが、自公連立勢力に味方している。共産党は、自民も民主も同じだといって民主党を攻撃しているが、結果的には自公連立勢力の勝利を助けている。共産党が自公連立政権を支えているのだ。民主党は共産党への批判を強めるべきである。
こうした対策を講ずることによって民主党は2007年参院選における勝利の体制をつくることができる。
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C02994.HTML
森田実の時代を斬る:
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/TEST03.HTML
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