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インターナショナル・トリビューン紙(ニューヨークタイムズ発行のグローバル紙、10月19日付け)の1面トップに、同日付けの日本の新聞各紙とは明らかに違う見出しの記事が掲載された。
ライス国務長官と麻生外相の会談を報じるトップ記事で、だ。
日本の新聞は、北朝鮮に対して「効果的」な制裁を行うなどといった、いかにも「官報」的な通りいっぺんの記事だったが、IHT紙に載ったニューヨーク・タイムズ紙の記事は、まったく視点の異なる、ちょっと意外なものだった。
IHT紙のトップ記事の見出しは「日本 核武装せずと確約 外相 兵器の“必要”なし、との見方」。
麻生外相がライス長官に「日本は核武装しません」と確約したことを、ニューヨークタイムズのライス長官同行記者と同紙の東京支局長は、最重要ニュースととらえ、報じたのである。
なぜ、そういうことになったのか?
それはおそらく、北朝鮮の「地下核実験」後、日本の政治権力の内部で、「これを機会に、わが国も核武装を」との声が、米国が見過ごすことのできないほど、高まっていたからだろう。
例の、中川昭一・自民党政調会長の発言だけでなく、政府の中枢レベルで「核開発」を主張する流れが強まり、それを米政府がキャッチし、ライス長官が麻生外相に直接、釘を刺した、というストーリーだったのではないか。
もしかしたら、安部政権は極秘裏に「核開発」の「秘密GOサイン」を出し、日の丸核武装への第一歩を踏みだすところまで行っていたのかも知れない。
「読売」の朝刊に出ていた、麻生外相のあの「衝撃的な表情」は、そうした推測を裏付けるもののようにも見える。
「えっ? どうしてアメリカに知られたんだ??!!」
中国との連携強化を目指す米国は、日本のナショナリズムの高まりを実は歓迎していない。それどかろか、むしろ、つぶしにかかる……そのことも示唆するような、敗北感をにじませた外相の表情だった。
Posted by 大沼安史 at 02:06 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
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