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(回答先: 国民新党が07参院選に向かって動き出した【1】マスコミの三つの対応【森田実の言わねばならぬ】 投稿者 天木ファン 日時 2006 年 10 月 19 日 12:27:13)
2006.10.18(その1)
森田実の言わねばならぬ[435]
安倍内閣徹底批判【11】
〈続〉岸信介元首相と安倍晋三現首相
「まったく歴史とは、そのほとんどが人類の犯罪、愚行、不運の登記簿にほかならない」(ギボン『ローマ帝国衰亡史』)
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1カ月以上前(9月11日)のことだが、東京新聞特報部から、岸信介元首相に関して取材を受けた。1960年日米安保反対運動に関わった経験者の一人として談話を求められたのだった。
私が話したことは、次のように記事になった(9月15日付東京新聞朝刊「特報」面)。
《同様に危機感を抱いているのが、政治評論家の森田実氏(73)だ。森田氏は現在は保守の立場だが、当時は激しい学生運動の屋台骨を築いた“先駆者”だった。
森田氏も安保改定は独立どころか「(米国への)永遠の従属条約。戦後最大の失敗だった」と酷評する。
「旧安保条約は事実上、占領下で(米国に)脅されて結ばれた条約。それは独立とともに破棄、解消するというのが国際的な常識だ。そうであるのに、安保条約の無効を訴えず、改定という事実上の継続で、米軍基地を今日に至るまではびこらせてしまった」
岸氏に対する評価は一段と厳しい。戦後の岸氏への戦犯不起訴という処分は日本を「反共の防波堤」にするという米国の対日政策の転換によるとされる。
だが、森田氏は「彼は満州で得た巨大な資産と人脈を駆使し、連合国軍総司令部(GHQ)に特別に厚遇された」と裏面を語る。
指導者の条件として、同氏は倫理と知性を挙げる。
「岸の知性は抜群だ。超エリートの道を学生時代から歩んだ。しかし、倫理はひどいもんだ。首相時代に政権に協力させるため、(大物保守政治家だった)大野伴睦に次期総裁指名の念書を送り、ほごにした。政治家は目的のためならうそをついてもかまわない、と開き直った。デモ隊に自衛隊の銃口を突きつようとしたのも、彼の根底にある選民意識、権力に固執する冷酷な精神を象徴している」
自衛隊出動は側近たちが首を縦に振らず、止まったが、晋三氏の現在は「猟官運動」が横行している。
森田氏は権力者は神を恐れるべきだと説く。
「だが、岸は神を恐れぬ人物だった。その岸をあがめる孫(晋三氏)も、それをまねるだろう」》(以上、東京新聞9月15日朝刊より引用)
【私としては少し訂正したいところもある(たとえば「森田氏は現在は保守の立場…」とあるが、私は「保守」ではない)が、すべて原文のママ引用した】
最近、岸信介元首相を高く評価する論者が増えたが、これは歴史の改竄であり、錯覚であり、間違いである。愚かなことである。
岸信介氏は悪徳政治家であり、日本を米国の永遠の植民地にしてしまった“国賊”政治家だったのである。
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C02986.HTML
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