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http://www.mypress.jp/v2_writers/gazpacho/story/?story_id=1507920#hide から転載。
最近世間の関心は、もっぱら北朝鮮の核実験疑惑に集中しているようだ。マスコミが「あれは失敗だ」「いや小型核兵器だ」「とんでもない、爆薬による偽装だ」などと騒ぎ、政治家は経済制裁などの制裁措置をどうするか、国会や国連で議論している。そんなわけで、今回は安倍内閣自民党ポスターで、軍需利権をテーマにパロディしてみよう。 【本物ポスターはこちら】
http://www.jimin.jp/jimin/daily/06_09/29/180929b.shtml
それにしても、小泉と言い安倍と言い、困った時には妙な連中が騒ぎを起こしてくれて、なぜか迅速に彼等の計画がやすやすと通ってしまう。この異常な運の良さは何だろうか。…いや、もっと運が良いのはアメリカの軍産複合体と繋がったネオコン連中だ。ホイホイと簡単に言う事を聞いてくれる人間が日本の総理大臣になり、しかも国民の支持率が高い(らしい)。自衛隊を軍隊に変えて米軍の下働きをしてくれる上に、新しい基地を整備してくれて、新しい武器もどんどん買ってくれそうだ。さらに彼等の推し進めるミサイル防衛(MD)を採用してくれるのだ。効果が疑問視されるMDであるが、今回の核実験(自称)で導入に対する抵抗が少なくなったのだ。運が良いどころではない。
核シェルターの建設があまり話題に登らないのも、実は政府が核攻撃の可能性はほぼあり得ないと見ているからではないか。北朝鮮からの核攻撃の脅威が迫っている場合、現在のMDの信頼性を考えれば、MD導入よりも核シェルターの建設が優先されるはずである。MDが北朝鮮対策ではなく、中国・ロシアに対するアメリカの牽制だと考えれば、核シェルターよりもMD導入を優先するという行動の意味がまだ通じる。
《特大サイズ》創りあげたい儲けがある。
美味しい利権、MD。 自滅党
ブッシュ軍需産業は儲かるよ!
ラムズフェルド準備は万全だよ!
コーエン今すぐご購入を!
政治家1これで国防も私の財布も安心だ!
政治家2GSOMIA締結をネタに、軍事費を打出の小槌にしよう!
政治家3何でお前がここにいるんだよ。
死にかけのビンボー国家が今更核実験してどうする?幹部にさえろくに給料を払えない体制で核開発なんて、あり得ないね。ミサイルに軽量化した弾頭を乗せて正確に目標地点まで到達させる技術を持ってなきゃ抑止力にさえならないよ。そんな技術をあの経済力で短期間の内に達成する?不可能だね。完成させる前に国は潰れるさ。たとえ完成しても、その頃には我々がもっと凄い技術で防衛し、ミサイル攻撃は無効になるだろう。
ま、せいぜい頑張ってくれたまえ。我々としては食い扶持が増えただけの話だ。外交の建前上、君に対して怒りはするが、心の中では感謝しているよ。おかげで引退後も贅沢し放題だからね。MDの完全配備が終わる頃まで頑張ってくれたら、お礼に極秘の隠居先を提供してもいいよ。…てな感じで我が国の防衛利権に絡む連中は喜んでいるかも知れない。
ホワイトハウスの住人やネオコンには軍需産業に縁の深い人々が多い。特にラムズフェルドのように北朝鮮に日本・韓国の税金で建てられた軽水炉原発でも儲けた人間(『暗いニュースリンク』より「ラムズフェルドは北朝鮮の核開発協力者」参照)は、今回の騒動では非常にうきうきした気分だろう。また国の税金で大量に武器が買われて株価が上がり、儲かるのだから。
そんな美味しい情報を知ってか、日本でも軍需利権で一儲けしようと考える輩が裏で動いているらしい。フリージャーナリスト山岡俊介氏のサイト『アクセスジャーナル』の記事「安部晋三官房長官と安保利権の受け皿=(社)日米文化振興会」をご覧いただきたい。この組織の名前だけを見れば実に平和的な団体であるが、実態は日米軍事利権の調整機関だという。その理事に、安倍首相が2005年11月まで在籍していたという。日米文化振興会の主な活動を調べてみた。
『国際交流基金 日米センター』の「公募助成事業データベース」で検索すれば、確かに安全保障に関するものばかりだ。日米文化振興会の関連組織に『安全保障議員協議会』というものがあるが、ほぼ同じ組織と言って良い団体らしい。このサイトの「役員構成」はなぜか工事中で見られない。近年の活動は「日米安保戦略会議」と題された日米の軍事に関する会議であり、会場では武器の見本が展示されている(『核とミサイル防衛にNO!キャンペーン』のページ「写真集―「日米安保戦略会議」での兵器見本市」に、2005年の会場の様子が掲載されている)。
また『アクセスジャーナル』の記事「これでは二元外交では? イスラエル企業の無人偵察機を売り込むフィクサー」によれば、日米文化振興会の専務理事である秋山直紀氏が、複数の防衛庁族議員に対し、イスラエル企業の無人偵察機を売り込むべく、プレゼンテーションの案内文書を出していたという。なかなか武器の売り込みには熱心な団体のようだ。
軍需利権で儲けようと考えている人間にとっては、北の核実験(自称)は、とっても美味しい事件であるのは間違いない。特にMDなど未完成の軍事技術を導入するにあたっては、好きなように値段を設定しやすい。そこから様々な闇金が発生する事であろう。その金がどこへ流れるかは、推して知るべしである。
《注意》安倍首相や安倍政権の悪政に抗議する一環としての(blog・HPの記事、デモのプラカードなど)画像の転載・引用は誰でもご自由にどうぞ。単なる罵倒のみの内容のサイト・ページへの使用はおやめ下さい。
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