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http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061012k0000m040166000c.html
靖国神社:32年ぶりに「鎮霊社」一般公開へ
靖国神社(東京都千代田区)は12日から、境内に戦後創建されながら長く一般の参拝対象にしていなかった「鎮霊社」を32年ぶりに公開する。本殿脇にありながら、ほとんど存在も知られておらず、「合祀(ごうし)前のA級戦犯を祭っていた」との説もある。同神社は「以前から参拝要望があったため」とA級戦犯問題との関連は否定している。【竹中拓実】
鎮霊社は、1965年に当時の筑波藤麿宮司(故人)の発案で創建した。高さ約3メートルの小さな祠(ほこら)で、本殿の南にある。参道からは木立に埋もれて見通せない。74年以降は、鉄さくや垣根で囲み、希望者は案内していたが、一般は近づけないようにしていた。
祭っているのは、1853年のペリー来航以降の日本の戦没者と、世界中で戦争のため亡くなったすべての人々。同神社が国に殉じて亡くなった246万人余りを祭るのに対し、それ以外を対象とする。政府に対する「賊軍」にあたる西郷隆盛や白虎隊なども含まれるとされる。
小泉純一郎前首相の靖国参拝が政治問題化して以降、同神社関係者からも「崇高な理念の素晴らしい施設。宣伝を強化すべきだ」という声が出ていた。秦郁彦日大講師が01年に月刊誌で、当時の同神社幹部に確認したとして「78年に合祀する前は、A級戦犯はここで祭られていた」と発表し、話題を呼んだ。
今回、同神社は9月末に垣根の一部を撤去し木製の入り口扉を設置した。午前9時から午後4時まで参拝できる。同神社は「74年の北海道神宮放火事件を機に、警備のため鉄さくなどを設置した。いわゆる『A級戦犯』の方々が祭られていたとは認識いたしておりません」とコメントしている。
▽作家、保阪正康さんの話 鎮霊社は靖国の在り方と整合性が取れない面があり、隠したいという思惑もあったのではないか。合祀前にA級戦犯が祭られていると考えた神官もいたろうし、これからA級戦犯の分祀先にもなり得ると考える人もいるのでは。靖国神社がどう世論と折り合いを付けるか模索する動きとして注目される。
毎日新聞 2006年10月12日 3時00分
靖国神社が日本の立場のみに立脚して、言い換えればナショナリズムに立脚して祀りを行う限り諸外国からの批判は絶える事はないだろう。
全人類世界の平和を祈念する為の全世界の戦争被害者を祀る神社でなければならない筈であり、言い換えれば日本国憲法9条に合致した神社でなければならない筈である。
それこそがスメラミコト(天皇)の御心に合致したあり方である筈だ。
今まさにチャイナ、韓国、北朝鮮ばかりでなく米国からも批判と文句が出されるに至っている事は、スメラミコトの御心にも国民の心にも合致していないからである。
誠心誠意をもって戦争を反省し平和を祈念し現行憲法に沿う事を目指すものであれば、諸外国から無闇な批判は出てこないものである。
今のままでは、幕末長州尊攘思想の名残であるかのような安倍政権と同じく、米国帝国主義に利用されるに至るであろう。
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