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この見解に賛成なのではありませんが、面白いので転載します。
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北朝鮮の地下核実験を受けて、急いで仮りに、ここに「今日のぼやき798」番用として書いておきます。
投稿者:副島隆彦 投稿日:2006/10/10(Tue) 07:34:01
副島隆彦です。 今日は、2006年10月10日です。
昨日、午後8時過ぎに、「北朝鮮が午前10時過ぎに核実験をした」という報道が一斉に始まりました。
私は、この問題について、急いで緊急に「今日のぼやき」に「798」番として書こうと思います。
(転載貼り付け始め)
●「米、制裁決議提示へ=北の核実験「非難」で一致−国連安保理」
時事通信 2006年10月10日
【ニューヨーク9日時事】北朝鮮による核実験実施発表を受け、国連安全保障理事会は9日午前(日本時間同日夜)の非公開協議でこの問題を討議し、各国は北朝鮮の行為を「強く非難」する姿勢で一致した。各国は同日午後(同10日未明)、実務者レベルの協議を行い、米国はこの中で、国連憲章第7章に基づき、大量破壊兵器の関連物資禁輸や渡航制限、金融制裁などを北朝鮮に科す制裁決議案を提示する方針だ。安保理は、遅くとも週内の採択を目指す。
(時事通信 2006年10月10日3時0分更新)
● 【中国】中国政府:北朝鮮の「横暴」核実験を強く非難
中国外交部は9日、北朝鮮が同日に地下核実験を実施したと発表したことについて「断固反対する」との声明を発表した。
声明は「北朝鮮は国際社会の普遍的な反対を無視し、横暴にも核実験を実施した」と強い調子で北朝鮮を非難。「中国政府は一貫して、朝鮮半島の非核化実現と核の拡散に反対する立場をとっており、北朝鮮が非核化の約束を誠実に守り、情勢を悪化させる一切の行動を停止して六カ国協議に復帰するよう強く求める」とした。
更に、「北東アジアの平和安定は各方面の共通の利益であり、中国政府は各方面が冷静に対応し、話し合いを通しての平和解決という手段を堅持することを呼びかけ続ける」との方針を示した。(編集担当:恩田有紀 サーチナ・中国情報局) - 10月9日15時6分更新
● ロシアは北朝鮮の核実験を無条件で非難─プーチン大統領=通信社
[モスクワ 9日 ロイター] ロシアのプーチン大統領は、北朝鮮の核実験を無条件で非難した。各通信社が伝えた。
同大統領は、閣議で「ロシアは北朝鮮が行った実験を無条件に非難する」としたほか「核拡散防止プロセスに大きな傷がついた」と述べた。
また、ロシア通信(RIA)によると、ロシアのイワノフ国防相は、北朝鮮が実験した核は5─15キロトン級、との認識を明らかにした。
インタファクス通信によると、プーチン大統領は、国連安全保障理事会で北朝鮮の核実験に関する討議を行うよう外務省に指示したという。
(ロイター) - 10月9日19時52分更新
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。北朝鮮の金正日(キムジョンイル)政権は、これで、国際社会の一致で、国連安保理(あんぽり)からの強い制裁決議が出てやがて早晩、崩壊するでしょう。
ここから先は、副島隆彦の予測(預言と言ってもらっても構わない)です。これから事態は、どのように推移するか、分からないのですが、もうこうなったら、言論人、思想家としての予測でどこまで書けるか、です。私の予測が一年後に判定されて、はずれていたら、その時は、私への評価がさがるだけだ。
それで、「今日のぼやき」に書こうと思ったら、アルル君が新しい論文を載せていました。それで、私は、遠慮して、こちらの「重掲」の方に、仮に書いて載せておきます。後日、再び、内容を整理して、文章を整えて載せます。
私の今後の、北朝鮮情勢への予測(預言)を書きます。
おそらく、中国政府の決断で、国連の5大国(パーマネント・メンバーズ)の一致の賛成、承認を受けて、中国人民解放軍(PLA)が、北朝鮮に出動して、制圧して、金正日政権を崩壊させるのではないか。
ロシアのプーチン大統領は、北の方の不凍港 warm water port が、もらえるなら、それで構わない、と胡錦涛(こきんとう)と話をつけて、北朝鮮処分に賛成に回る。
中国は、今の北朝鮮にもううんざりしている。
韓国は、三十八度線のDMZ(非武装ライン)を超えて、南下してこないならば、OKということになるだろう。
当然、アメリカ政府は、日本海の海の方から現在も北朝鮮をイージズ艦隊で封鎖しているが、中国政府の決断を見守る形で承認するだろう。
これらの動きの背景にいるのは、アメリカの財務長官のヘンリー・”ハンク”・ポールソンであろう。彼が、胡錦涛と根回しして、これ以上の北朝鮮の暴発を封じ込めて、極東(東アジア)に一定の安定をもたらすべく、動いている。
財務長官就任のつい最近までゴールドマン・サックスの会長だったポールソンの親分は、ジェイ・ロックフェラーである。私が、ずっと書いてきたとおり、中国も日本もジェイのものである。
それを、彼の叔父のデイヴィッド・ロックフェラー(91歳、なかなか死なない)が、邪魔して、直臣で子分のチェーニー副大統領を使って、北朝鮮の軍事部門のナンバー2の、趙明録(チョ・ミョンロク)国防委員会第一副委員長をあやつって、それで、こういう核実験や、核搭載可能ミサイル(テポドン2号)発射などをやらせて、ネオコン戦略で、東アジアを戦争直前の緊張下の置こうとする。
この事態に、ジェイ=ポールソンたちが、事態を沈静化させるために動いている。それで、ポールソンが胡錦涛を動かして、中国人民解放軍を北朝鮮に入れる、という案になる・・・・・のではないか。この副島隆彦の大胆な予測がはずれたら、まあ、そのときは事実を明示して、後に一年後ぐらいに訂正します。
ポールソンは、日本の小沢一郎・民主党代表とも高度なところで、話がついている。
しかし、その前に、安倍晋三の日本政府を、何とかしなければいけない、ということで、「暴走しそうな安倍たち」の the cult of Yasukuni 「ザ・カルト・オブ・ヤスクニ」の靖国カルト集団 とすでにアメリカの各界から認定されて、厳しく非難されている安倍政権は、次に、アメリカに呼びつけられて厳しく叱られるだろう。
安倍自身は、「政府(内閣の決定)の継続性」を言って、逃げ切れるだろう。すでに、中国(8日)、韓国(9日)に、表面の共同声明の穏やかさ、とは異なって、裏では、中国、韓国の首脳に、ペコペコずっと、謝(あやま)り続けたようである。「先の大戦では、多大なご迷惑をおかけしました」と謝罪文を、乱発したようだ。
「1995年の村山談話」の線まで、下がって坊主ざんげに、謝ったようである。そうしないと、今度は、アメリカにお灸(きゅう)をすえられることになる。
日本国内の右翼言論の中心である、産経新聞の幹部記者たちは、現在、大変、厳しい状況に追い込まれている。特に、安倍晋三を首相にするべく、ワシントンDCで根回しをしてネオコン高官に紹介してまわった古森義久(こもりよしひさ)氏は、厳しい批判を受けつつある。 フランスでも、産経の記者が、高級言論誌の「アトランテッィク・マンスリー・レヴュー」誌の日本分析からはじまって、「日本の危険な右翼集団」という視点から、激しく批判されている。産経の黒田勝弘(くろだかつひろ)ソウル支局長も韓国内で激しく批判されている。
これで、日本国内の、靖国参拝堅持派=東京裁判史観批判派 の右翼言論人たちは、厳しい状況に追いやられる。すでに、日本の保守本流(エスタブリッシュ)は、アメリカの意思に従って、「先の戦争中のアジア諸国での日本軍の残虐な行動」を肯定して、謝罪派に転じた。今年の五月から、経団連と経済同友会が合同で、「首相は靖国参拝をするな。中国と仲良くやってくれ」と声明を出していた。
7月20日に、突如、日経新聞の一面トップに、スクープとか称して、「富田朝彦(とみたあさひこ)元宮内庁長官」のいわゆる「富田メモ」が載って、昭和天皇が、A級戦犯の靖国合祀に反対であり、松平永芳(まつらいだながよし)宮司を非難したことを、公開したのも、アメリカからの、「日本の右翼勢力と軍事再武装派」の動きを監視して、その暴走を阻止せよ、という意思の表れであった。昭和天皇の「大御心(おおみこころ)」に反対して、「考えは人それぞれ(天皇を含む)」と言い放って、靖国参拝を強行した小泉純一郎は、力を失った。
この態度を踏襲してきた安倍晋三は、すでに腰砕けになっている。彼は、二度と靖国参拝をしない、どころか、もう靖国神社自身が、ただの古ぼけた神社として存続する以外になくなる。そして、やがて出来る「国立の戦没者慰霊碑」が、千鳥が淵に建設されることで、この問題が解決に向かう。靖国カルト集団は、自滅するだろう。そして産経新聞もゆくゆくは倒産するのではないか。フジテレビは、これ以上の産経新聞への資金援助をやめることができて喜ぶだろう。
そして、一昨日、8日から、靖国神社の戦没者・軍人記念館である遊就館(ゆうしゅうかん)の展示物や、掲示文章の書き換えや撤去が始まったようだ。「アジア諸国を、欧米列強の植民地支配から解放するするために、先の大戦があり、日本の英霊たちの尊い犠牲があったのである」というような文章が、今、まさに、アメリカからの言論弾圧にあって、遊就館(ゆうしゅうかん)から消されつつある。靖国神社の敷地内にあり、社殿の脇にある、あの記念館の入り口の正面の庭に展示してある、戦艦大和の砲弾や、野戦砲や、特攻用の潜水艇の回天(かいてん?)などの展示物までが撤去されるのだろか。私も、もう一度、確認しに見に行って来ようと思う。
アメリカのこの強い意思に、「岸信介(きしのぶすけ)とその亡霊たち」はどこまで抵抗できるだろうか。東アジアで一番、汚(きたな)くて危ない勢力が動き出している。そして、日本の親米保守(ポチ保守)たち内部の大きな分裂と抗争が起きている。来月号の「正論」誌と「諸君」誌に、その大混乱が見えるだろう。
靖国カルト集団=東京裁判(極東軍事裁判、トーキョー・トリビュナル)史観批判派、アジアの解放肯定派=靖国参拝堅持派は、一気に少数勢力に転落しつつある。
日本の密かな自力での核保有(核武装)の動きを私、副島隆彦は、それとなく書いてきた。そういう勢力の動きもそれなりに知っている。この危ない動きを、今回の北朝鮮の地下核実験と共通のことと考えるのがアメリカであるから、この勢力の具現として、安倍晋三政権にそれが現れることを、アメリカは強く警戒している。
私は、来たる11月4日(土)の、私たちの自力講演会で、この「日本の密かな核保有への暴走の動き」のことも話そうと思う。
ところで、竹中平蔵(かけなかへいぞう)の、コロンビア大学への就職が決まったようである。彼は、急いで、NYに逃げ出すだろう。そうしないと、小泉が検察・金融庁(日本のお奉行様階級)と取引して、「幕閣(ばっかく)を逮捕するな」と取引して、何とか逮捕、投獄をまぬかれて、アメリカに逃亡するようである。
このようにして、極東(東アジア)の情勢も、世界政治の大きな動きの中で決まってゆく。それから、今朝、10日、次の国連事務総長(UNセクレタリー・ジェネラル)に韓国人の潘基文(はん・きぶん パン・ギムン)氏が決まった。これで、日本の安保理の常任委員会入りは、不可能になったろう。韓国から事務総長が出るという案に、五大国だけでなく中東諸国も賛成したようだ。
(転載貼り付け始め)
●「潘基文氏を次期事務総長に推薦…国連安保理」
読売新聞 2006年10月10日
【ニューヨーク=白川義和】国連安全保障理事会は9日、今年末で任期が切れるアナン国連事務総長の後任として潘基文(パン・ギムン)韓国外交通商相を推薦することを決定した。
国連総会が近く、この推薦を受け、潘氏を次期事務総長に任命する。
(読売新聞 2006年10月10日0時4分更新)
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 以上で、急いで書きました私の「今日のぼやきの798」用の下書きを、この「重たい掲示板」に載せます。
以下の新聞記事たちも資料として、載せておきます。
副島隆彦拝
(転載貼り付け始め)
● 急反発=一時61ドル台−NY原油先物
【ニューヨーク9日時事】週明け9日午前のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、石油輸出国機構(OPEC)が減産に踏み切る見通しとなったことから急反発し、米国産標準油種WTIの中心限月11月物は一時、1バレル=61.05ドルと1週間ぶり高値をつけた。午前11時5分現在は前週末終値比0.89ドル高の60.65ドル。
(時事通信) - 10月10日1時0分更新
● 北朝鮮、連続核実験の可能性も…韓国情報機関筋
【ソウル=中村勇一郎】聯合ニュースによると、韓国の情報機関・国家情報院の金昇圭(キム・スンギュ)院長は9日午後の国会情報委員会で、「咸鏡北道吉州(キルジュ)郡豊渓里でも9日午後3時から、30―40人程度の人員と車両の動きが確認された」と明らかにし、「北朝鮮が連続で核実験を行う可能性があり、詳しい内容の把握を進めている」と述べた。
金院長は同委員会で、「北朝鮮が追加の核実験をする可能性は十分だ」との見方を示したという。
(読売新聞) - 10月9日20時18分更新
● 韓国大統領、核実験に「断固かつ冷静に対応する」
【ソウル=福島恭二】韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は9日午前、緊急の国家安全保障会議を開き、北朝鮮の核実験実施発表への対応を協議した。
大統領は同日午後の記者会見で、「朝鮮半島の平和と北東アジアの安定を脅かす重大な事態だ。国際社会との調整を通じ、断固かつ冷静に対処する」と厳しく対応する考えを表明した。
韓国政府は、10日に北朝鮮に送る予定にしていた水害復旧用セメントなどの物資の支援中断を決定。
韓国国防省は9日、全軍に態勢を強化するよう指示した。
(読売新聞) - 10月9日20時8分更新
● 北朝鮮の核実験「どちらかといえば失敗」…米政府
【ワシントン=坂元隆】米ワシントン・ポスト紙(電子版)が米政府当局者の話として9日報じたところによると、北朝鮮の核実験場とされる場所からの地震波は小規模で、実際に核爆発だったのかどうか判断がつきかねるほどだという。
この当局者は、政府の分析チームは核実験を「どちらかといえば失敗」とみている、と述べた。
FOXテレビも、米政府高官が、北朝鮮の核爆発が予想より小規模であり、「当初求めていた成果を達成できなかったのではないか」と述べたことを伝えた。
(読売新聞) - 10月9日20時8分更新
●北朝鮮が地下核実験に成功、朝鮮中央通信が報道
【ソウル=中村勇一郎】北朝鮮の朝鮮中央通信は9日午前、同国の科学研究部門が同日、「地下核実験を安全に成功裏に行った」と報じた。
実施場所や実験内容には言及していない。
韓国政府は同日午前10時35分ごろ、北朝鮮北東部の咸鏡北道花台(ファデ)郡付近を震源とする地震波を観測しており、核実験によるものかどうか確認を急いでいる。
核実験が事実であれば、核兵器保有に必要な技術を完成させたことになり、北朝鮮核問題は重大局面を迎える。
北朝鮮は国際社会の度重なる自制要求を無視し、予告からわずか6日後に実験に踏み切った。
朝鮮中央通信は核実験について「科学的計画と綿密な計算によって行われた今回の核実験では、放射能漏れのような危険が全くなかったことが確認された」と強調。
(読売新聞) - 10月9日20時3分更新
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦拝
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