★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK27 > 441.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□【夕刊JanJan】「きっこの日記」書籍版、本日発売! 【普通の『タレント本』としか思えない】
http://www.janjan.jp/media/0610/0610100544/1.php
【夕刊JanJan】「きっこの日記」書籍版、本日発売! 2006/10/10
------------------------------------------------------------------------
いよいよ、お化けブログの「きっこの日記」が書籍化され、白夜書房から本日10月10日発売された。
JanJanでの登場は2005年12月21日付の「ウェブばとる特別編:「きっこの日記」は新しいネットジャーナリズムか?」となる。
http://www.janjan.jp/link/0512/0512190554/1.php
このときは1日4万強のユニークユーザー数だった。その後いくつかの話題を提供し、一時期の勢いが衰えたとはいえ、昨日も85885というユニークユーザー数を記録している。
「きっこの日記」に関しては、ネット上で作者捜しがいつも行われていて、今までも著名なブロガーの「元オウム信者」や、コメンテーターとしても頻繁にテレビに登場する「コラムニスト」など、何人も候補に挙がってはいたが、今でも特定することはできていない。ゴシップ記事で有名な「サイバッチ」などは、上記コラムニストを「きっこである」と断定した上で、間違っていたら廃刊するとまで断定したほどだ。しかし、間違っていたにもかかわらず、いまだに廃刊には至っていない。
今回、「きっこの日記」を発売した白夜書房の担当者は、唯一きっこ氏と接触を行ったわけで、白夜書房では徹底した情報管理が行われたという。にわかには信じがたい話だが、担当者の携帯電話にはきっこ氏の電話番号はもちろん、個人と特定するような情報は、携帯はもとより社内のパソコンに中にも入れず、みんな記憶を呼び起こしながらコンタクトを取っていたという。
さて、本日書籍が発売されたと聞いて(一部書店では、先週末に平積みにしたところもあったようだが)、さっそく買ってきた(写真)。
まず、品川駅構内の本屋に行ったところ、私の目の前で「きっこの日記はありますか?」「はい。ただいまお持ちいたします」という店員と客の会話が交わされて、間もなく店員が1冊の本を持ってきた。
はやる気持ちを抑え、私も同じことを聞いてみたら、「申し訳ありません。当店では1冊しか入れませんでしたので、すでに売り切れてしまいました」とのことだった。がっくりと肩を落とす間もなく、有楽町駅前の三省堂書店に向かった。幸いなことに、有楽町三省堂には平積みされていたのでさっそく1冊購入し、ざっと全体を眺めて唖然としてしまった。
無いのだ。
「きっこの日記」を一躍全国的に有名にした耐震強度偽装問題も、ホリエモンネタも、元首相のレイプ疑惑も、おそらく人気投票を行ったら上位に来そうな日記が一つもない。ほとんどが、きっこ氏お得意の俳句、MAX、芸能界やビンボーに関するネタの日記やエッセイばかりで、テレビ番組にメールやFAX送信をしかけたことや、ライブドア事件で殺害された野口氏の妻とのやりとりなど、ネット上で大きな話題になったことがひとつも掲載されていないのだ。唯一の政治ネタは、今年6月の共謀罪審議入りに関するもので、これが掲載されるのであれば、他にも山ほど掲載されるべきものがあったはずだ。
本の最初の部分には、「この書籍は、オリジナルエッセイ8本を加筆し、WEB日記『きっこの日記』2001年〜2006年前半の中から、作者および編集部が傑作47本を抽出し、再構成しました」と書かれている。つまり、今回の掲載文は作者自らがベスト盤として選択したものだといえる。これは奇しくも上記のような注目された記事は、きっこ氏の作では無かったと言ってしまっていることにならないだろうか。
先日10月7日の日記では、この書籍を作ることになったいきさつが書かれている。それによると、40社ほどのオファーの中から絞ったらしい。掲載する話も自分だけではなく、編集部や無作為に選んだ一般読者数十人も参加したとのことだった。
しかし、できあがったものは、ただの「きっこ」自身のエッセイ集であり、ネット上が熱狂し、私が「新しい形のジャーナリズム」とJanJan上で紹介した日記の面影は無かった。「無作為に選んだ数十人」は、本当にこれらの記事を選択したのだろうか?担当者は命を狙われることも考えたそうだが、これでは内容の悪さを責められることはあっても、「きっこを知っている」ということ以外で命を狙われることはないだろう。
ことばは悪いが、普通のタレント本としか思えない。10月7日の書籍の制作過程日記を読んでみると、これは有名な「きっこの日記」の書籍版ではなく、「きっこ」というタレントのセルフ・プロデュース本であることがわかる。
「きっこの日記」の1ファンである私としてはとても物足りないものだったのだが、他の読者はどういった感想を持たれるだろうか?「日本ブログ大賞2006受賞」の注目書籍は、ベストセラーになることだけが約束されている。
(安曇信太郎)
▽関連記事
「きっこ」って誰?業界震撼させる人気ブログ書籍化(スポーツ報知)
http://www.asyura2.com/0610/senkyo27/msg/381.html
投稿者 吐息でネット右翼 日時 2006 年 10 月 08 日 18:01:29: fq6z4wyhxyxZg
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK27掲示板
フォローアップ: