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http://www.mypress.jp/v2_writers/gazpacho/story/?story_id=1505241
北朝鮮が核実験をして世界中大騒ぎである。だが軍事アナリストの神浦氏によれば、北朝鮮は核爆弾を爆発させたものの、その爆発は完全ではなく、核兵器の実験としては失敗に終わったという。米国政府高官も同じようなコメントをしている。実用化にはまだまだ程遠いようだ。
しかもこの爆弾は重過ぎてテポドンでは飛ばせず、運ぶにも今の北朝鮮軍には旧式の大型輸送機しかない。護衛の戦闘機を付けるにしても博物館に飾ってあるような旧式の飛行機で、すぐに撃ち落とされる。だから核爆弾の使い道は自国民虐殺ぐらいしかない(核でなくても虐殺は既に行なっているのだが)。
しかも爆弾の小型軽量化・ミサイル技術の進歩(最新型ミサイルと見られるものが発射数キロで自壊したのは記憶に新しい)など、実用化には時間や予算が途方もなくかかり、確実な兵器にするにはもっと実験が必要だ。アメリカが核開発にかける年数の一年分でも、北の経済力なら十年以上は確実にかかるだろう。
だから北が今、核爆弾を開発したところで絶対に彼等に勝ち目はない。ミサイル防衛以前の問題である。それどころかシェルターを用意するまでもない。何しろ有効な運搬手段がないのだから。今の彼等にとって実用的な攻撃方法は、テロ攻撃しかないのが現実だろう。ただ、攻撃する利点は何一つない。周辺国の軍事技術との格差を考えれば、彼等には「使う」という選択肢はない、…いや、「戦う」という選択肢さえない。一体、金正日は軍需利権に絡む連中たちから幾ら積まれて裏取り引きをしたのか。これで彼等も当分の稼ぎ口を確保出来たと喜んでいる事だろう。
そして北がようやく実用化させた頃には周辺国にはもっと凄い軍の装備が整えられている。その情報がまた北に漏れて危機を発生させ、それを更に凌ぐ強力な兵器が用意される。北は死にかけのまま、延々と一世代遅れた武器開発をし続け、周りはそれを口実に武器を購入…と、軍需産業が延々と儲かるビジネスモデルが東アジアに発生しただけの話だ。馬鹿馬鹿しい茶番である。
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