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生活保護、初の100万世帯 13年連続増、過去最高
厚生労働省は6日、2005年度の生活保護の受給対象世帯が、月平均で前年度比4・3%増の104万1508世帯となり、過去最高を更新したと発表した。
保護世帯は1993年度以降、13年連続で増加しており、51年度の調査開始以来初めて100万世帯を突破した。
厚労省保護課は、近年まで続いた景気低迷傾向の影響をまだ引きずっているのではないかとした上で「保護世帯は増加しているものの、最近の景気回復傾向や失業率の低下などを背景に伸び率は減少傾向にあると考えている」としている。
保護世帯の内訳を見ると、最も多いのは高齢者で45万1962世帯。前年度に比べ2・9%減ったが、高齢者をこれまでの男65歳以上、女60歳以上から、男女とも65歳以上に統一、対象世帯が減ったため。それ以外では障害者・傷病者が38万9818世帯、母子が9万531世帯、その他が10万7259世帯となっている。
昨年9月に新たに保護対象となった1万5662世帯の理由をみると「傷病による」ものが最も多く42・8%。次いで「働きによる収入の減少・喪失」が19・5%、「貯金等の減少・喪失」が14・8%などと続く。
生活保護を受給した人数で見ると、05年度は月平均で3・7%増の147万5838人だったが、過去最高だった51年度の204万6646人は下回った。
(共同)
(2006年10月06日 18時28分)
http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2006100601000579.html
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