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岸信介に代表されるように戦前から続く官僚統制の思想を安倍総理はゴレンジャー補佐官で政治主導体制に変える。
http://www.asyura2.com/0610/senkyo27/msg/163.html
投稿者 TORA 日時 2006 年 10 月 02 日 10:48:29: CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu129.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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岸信介に代表されるように戦前から続く官僚統制の思想を
安倍総理はゴレンジャー補佐官で政治主導体制に変える。

2006年10月2日 月曜日

◆閣僚より「ゴレンジャー」頼み!?…第90代安倍首相誕生
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060927-00000007-sph-soci

頼りにするのは閣僚ではなく「ゴレンジャー」!? 自民党の安倍晋三総裁(52)が26日、衆参両院本会議で第90代、57人目の首相に選出された。戦後の最年少で、初の戦後生まれの首相の注目された組閣は、派閥のバランスも考慮したノーサプライズの“ジミメン”内閣。一方で、首相が目指す「官邸機能強化」の方針に沿った「首相補佐官」には、小池百合子前環境相(54)、世耕弘成参院議員(43)ら5人を発表した。総裁選での論功行賞的色合いが濃い閣僚ポストよりも、補佐官起用こそが本当の安倍独自色といえそうだ。

 閣僚名簿の後に続いた首相補佐官の名前に、かつてない注目が集まった。

 国家安全保障担当の小池氏を始め、中山恭子・元内閣官房参与=拉致問題=、根本匠衆院議員=経済財政=、山谷えり子参院議員=教育再生=、世耕弘成参院議員=広報=が起用された。

 官邸機能強化について「官邸の『ホワイトハウス化』を目指す」(首相周辺)とし、安倍首相は「国のために働ける側近をそばに置き、思うように政策を進めたい」と周辺に話しているという。

 首相補佐官は政策に民間的発想や政治的視点など幅広い意見を取り入れ、政策決定の迅速化を促すための役職。首相が閣僚に匹敵する重要ポストに位置づけ、官邸強化の一環で従来の2人から5人に増員した。政治評論家の浅川博忠氏は「安倍政権で目を引くのは閣僚よりも5人の首相補佐官です」と話す。

 民間人起用の中山氏は拉致問題をめぐり、福田康夫元官房長官や外務省の対応を「弱腰」と安倍氏ともに批判してきた“同志”で、根本氏は以前から安倍首相と政策グループ「NAIS」を組んだ盟友だ。また安倍氏の保守思想に共鳴する山谷氏、元NTTの広報マンの世耕氏は昨年の衆院選で党の広報責任者として大勝に導いた側近中の側近だ。浅川氏は「むしろこの5人を大臣に起用した方が目新しい内閣になったと思うが…」と続けた。

 一方、前環境相の小池氏の補佐官就任は格下げ人事と見る向きもあるが、浅川氏は「入閣経験のない他の4人を小池氏がフォローしつつ、片方では関係が強いといわれる小泉前首相と官邸とのパイプ役とも考えられる。また参院選用の“客寄せパンダ”の役割もあるだろう」とした。

 サプライズ人事の連発だった小泉内閣の後釜は、「論功内閣」と早くも批判され、割を食っている。その内閣の陰で見切り発車した5人の“アベレンジャー”。安倍首相を救うことができるか。
(スポーツ報知) - 9月27日10時47分更新


◆主張する外交と補佐官  10月1日 副会長だより
http://blog.livedoor.jp/k95123548/archives/50249053.html

安倍総理は国家安全保障担当の補佐官に小池百合子氏を指名しました。5人の補佐官の中で唯一の閣僚経験者で「日本版NSC構想」の実現にあたっての意欲の現われとも取れます。小池氏の役回りは単に米国の国家安保担当補佐官のカウンターパートということ以上を期待せざるを得ません。麻生外務・久間防衛というベテラン2人の間に立って、外交と安全保障を調整する役回りをしなければ、米国のNSCも小池氏を相手にしないでしょう。

 実際は現場を預かる両大臣との力関係の中で、外交・安保政策が策定されていくと思いますが、将来像をある程度予測すると、外交については小泉総理の時代から続いた「官邸主導」のスタイルを続けていくと思われます。私は小泉総理は外務大臣というポストをあまり重視していなかったように思います。安倍総理も本音は同じだろうと思います。中韓との関係改善(首脳会談の実現イコール関係改善ではないと思いますが)は官邸主導で行っているようですし、とりあえずはお手並み拝見というところでしょう。麻生大臣は大人ですから、まずは官邸に思う存分やらせて、それが行き詰ったら自分の出番というくらいに考えているのではないでしょうか。

 防衛庁との関係も官邸が前に出て防衛庁長官が後ろから見守る格好だと考えます。今、国際協力の一般法について久間長官が慎重な考えを示していますが、こういう格好でしょう。久間さんは穏健な人ですし、本当に必要があると思わないと全然動かない人です。野心のない典型的な「待ち」の人です。
 ただ、安倍さんは自分が幹事長を務めたときに、久間さんが幹事長代理をやっていたこともあり、相当久間さんを信用しているのではないかと思います。実際、党改革に取り組んでいたときは「安倍チーム」がどんどん走るのを、久間さんが適度にブレーキ役を行っていて、結果的に党内のバランスを取っていました。
 今回もそういう形を発揮してほしいと思っているのではないでしょうか。

 なんか、だんだん補佐官制度から趣旨がずれてきましたが、小池さんの役目は総理のリーダーシップを補佐することにあると思いますが、やや心配なのが小池さんが国会議員だということです。
 米国の大統領補佐官は大統領に政治任用された100%大統領の部下です。しかし、国会議員の地位は安倍総理に与えられたものではなく、有権者に与えられたものです。そういう地位を有しながら、安倍総理の「黒子役」に徹することが出来るのか、正直ちょっと不安です。はっきり言えば小池氏が表舞台に出ようとした瞬間、「主導権争い」が勃発するわけです。これは他の補佐官にも言えることですが。

 補佐官の役回りを素直に考えると自分の与えられた任務だけを120%集中する姿勢が望ましいですが、政治家ですからそれだけでは許されないように思えるのです。選挙の応援も行かなきゃいけない、自分の選挙も大丈夫かな? という国会議員が「補佐官」を務まるのかは、今後の補佐官型官邸主導が実現するかにかかっていると思います。

 逆に補佐官がバッジを着けていないと、巨大な官僚機構やそれを代表する閣僚(政治家)と対峙できないという現実もあるように思えます。本来ならば学識経験者が補佐官を務め、その人が信頼できるスタッフを連れてくるのが米国流ですが、それは相手にする閣僚も大統領が政治任用した人なので、立場が同じくなるわけです。日本の場合、閣僚を相手にする補佐官は同じ政治家でなければ務まらないと考えるのは自然の流れでしょう。

 小泉総理は意思決定を独特の「勘」で一人で行ってきました。しかし、橋本行革での官邸機能強化の目的は総理大臣のリーダーシップを発揮することが目的だったわけです。その意味ではこの形が制度改革の趣旨に添った陣容と言えるでしょう。まだ動き始めたばかりですから、明確に権限とか役割分担をしないで手探りで動かしているうちに、閣僚と首相、補佐官の関係が定義されていくと思います。融通無碍は自民党のよき美徳であり何となくやっているうちに、仕事のしやすい枠組みが出来ていけばいいと思います。最初から仕組みをキチキチに決めてしまうと、対応できない事態が起こりうると思いますので。

 それまでは官僚は大変でしょうが。小泉内閣時代も外務省が大臣ではなく官房長官に直接情報を上げるなんてことがあったわけです。むしろ、官僚が自分たちのやりやすいように仕組みを知らず知らずに作っていくという現象が起こる可能性もあります。いずれにしても「寄らば文殊の知恵」と言いますから、船頭多くして船山に登るなんてことにならんように期待しています。


(私のコメント)
安倍総理は岸信介の孫であり、岸信介は満州国の工業化における計画経済で主要な働きをした人物であり、その時の経験が戦後の日本に生かされている。当時の満州国は東條英機や松岡洋右と共に岸信介は中心的な働きが評価されて大臣にまで抜擢された。おかげで戦後はA級戦犯容疑者となりましたが、日本の再建に必要な人物として起訴は免れた。

当時の状況としては満州国で業績を上げることが出世の花道であり、多くの野心的な官僚や軍人達は満州国に赴任した。その中の一部の軍事官僚が暴走して日中戦争が始まりましたが、出世競走こそが戦争の始まりの原因でもあったのだ。東條英機は首相にまで出世しましたが大日本帝国を滅ぼした。

戦後においても岸信介は総理にまで出世して、自民党の保守派の重鎮となりましたが、福田赳夫から小泉純一郎にいたる人脈を形成してきた。その直系に当たるのが安倍晋三であり、岸信介の作り上げた官僚統制国家を政治主導の国家として作り変えようとしている。

小泉内閣の頃から政治主導体制の形成が試みられてきましたが、小泉首相個人の直感によるひらめきによるものが多かった。これは誰にでも真似のできることではなく、安倍新総理は首相補佐官5人を抜擢して政治主導の国家体制に変えてゆこうとするものだろう。

今までの官僚主導国家では総理大臣になっても各省庁から派遣された秘書官に取り囲まれて、総理は一人で官邸に孤立した存在になっていた。官僚主導国家では総理や大臣はお飾りに過ぎなかったのですが、そのような政治体制は80年代で限界に達してしまっていた。

今までの国会の討論を聞いていても官僚主導国家では法律解釈的な議論ばかり行なわれてきていた。これは質問する方も答弁する方も官僚達が作った台本どおりの事を政治家達は必死になって覚えて質疑してきたためだ。記者会見すらも官僚の作った答弁書を必死になって覚えて答えてきた。

この点では小泉首相は台本なしで、野党の質問をはぐらかし答弁で煙に巻いてきたから、官僚の台本に頼らずに済んできましたが、安倍総理はそのような真似はできないだろう。新しく任命された首相補佐官の5人は官僚に頼らずとも国会審議を乗り切るための切り札としての役割を期待されますが、5人はその期待にこたえられるだろうか?

民主党をはじめとする野党は今までどおりの法律解釈的な質問をぶつけてくるでしょうが、政治主導体制では時代に合わなくなった法律は憲法と言えども時代に合わせて変えて行くと言う姿勢で無ければならない。その為には国民の合意が必要ですが、国民の意思をかせさせられる事ができるのが政治家の役割だ。

新しくなった首相補佐官の小池百合子議員は、国家安全保障においてアメリカとの根回しや防衛庁との摺り合わせや外務省との連携などに役割が期待されていますが出来るだろうか? 広報担当の世耕弘成議員は世論の形成を期待されていますが、マスコミをどのように使いこなして行けるかが焦点になります。

総理大臣や各大臣は国会審議などに時間を取られて、その間の政治活動は官僚任せで日本は動いてきましたが、それでは政策の遂行に支障が出てくる。国会審議中でも動き回れる首相補佐官は政治主導の新しい形といえますが、どれだけ期待に応えられるだろうか?

今まで日本政府は情報集めや分析などは各省庁が集めて分析してきましたが、それでは時代に対応できなくなってきた。安倍内閣では日本版CIAやNSCなどを構想しているようですが、官僚では適応できない能力が必要になってきている。官僚ではいかにミスを少なくするかに重点がかかりますが、政治主導体制ではいかに成果をあげるかが重点になる。

竹中平蔵も一種の首相補佐官でしたが、銀行潰しと郵政の民営化に成果をあげてきた。亡国のイイジ○も秘書の役割を超えた首相補佐官であり、小泉首相が国会審議で動けない間で動き回って根回しをしてきた。このようなことを国会議員の4人の首相補佐官は出来るのだろうか?


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