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http://news.www.infoseek.co.jp/gendainet/society/story/12gendainet02029261/
米国の中間選挙の結果を受けて、安倍政権は大慌てだ。ブッシュと仲良しだった小泉路線を引き継いだ安倍政権にとって、共和党のボロ負けはストレートに跳ね返ってくるからだ。「ブッシュと一緒に安倍もオシマイ」なんて声も出始めた。
自民党の幹部は中間選挙の結果を見て、こううめいた。
「今後、米国の外交政策はどうなるのか。さっぱり見えなくなった。こちらからは動けない」
議会を牛耳られたブッシュはレームダック化し、民主党主導に変わっていくのか。それとも、ブッシュが強硬路線を突っ走り、議会と衝突、グチャグチャになるのか。
安倍政権は右往左往しているようだが、多くの専門家が「どっちに転んでも安倍はダメ」と見ている。
「米国政治が民主党主導になっていけば、ブッシュ大統領は北朝鮮政策でも譲歩を余儀なくされ、2国間協議が始まるでしょう。北朝鮮にしてみれば、米朝対話ができれば6カ国協議など関係ない。6カ国協議の枠組みで北を追い詰め、拉致問題を解決しようとした安倍路線は行き詰まることになります。一方、ブッシュが強硬路線を貫けば、来年の秋以降にも重大局面を迎える。イチかバチかで金正日を引きずり降ろす作戦に出る。いずれにしても、安倍政権にはロクなことになりません」(国際問題評論家・歳川隆雄氏)
年内にはAPECで、来年早々には米国で、日米首脳会談が予定されているが、安倍はレームダックの大統領相手に何を話すのか。どうせ腰を引いた外交しかできないから、安倍が外交で点数を稼ぐのは無理だ。そんな中、来月にはイラク特措法の基本計画延長が控えている。来年8月には特措法の改正が必要になる。安倍のアタフタが見えるようだ。
「政権内に民主党とのパイプがまるでないのも痛手です。官邸には米国通を自称する人が大勢いますが、彼らのパイプとは共和党にすり寄るだけの人脈なんです。民主党が議会を制し、次の大統領は民主党の可能性が強まってきた。民主党は経済問題でも外交問題でも強気で厳しい要求を突きつけてくる。そんな時、人的関係がないのは致命傷になります」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)
民主党に人脈がないのは外務官僚も同じだ。官邸筋はあわてて、「ブッシュの残り任期2年間で民主党とのパイプをつくれ」と指示しているらしいが、ドロナワもいいところだ。ブッシュ共和党がご臨終になった以上、安倍がもくろむ長期政権にも赤信号が点滅だ。
【2006年11月9日掲載記事】
[ 2006年11月12日10時00分 ]
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