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イラン人一家 仮放免、１カ月延長
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20061110/eve_____sya_____002.shtml
最高裁で強制退去処分が確定した群馬県高崎市新町のイラン人、アミネ・カリルさん（４３）一家四人について、法務省は十日、強制退去を猶予する仮放免を一カ月間延長することを決定した。アミネさん側は在留特別許可を求めていたが、判断は先送りされた。
仮放免の期限切れを迎えた同日午前、アミネさんは妻（３９）、長女（１８）とともに、東京入国管理局に出頭。決定を伝えられたアミネさんは「（収容されずに）ほっとした。（今後）よい結果を望みたい」と話した。長女は「日本で生活したい。仮放免でなく、ビザがほしい」と訴えた。
アミネさんは一九九〇年に短期ビザで入国。九一年に妻と当時二歳だった長女が来日し、九六年には二女をもうけた。ビザの期限が切れて不法滞在状態になったため、九九年に東京入管へ出頭したが、四人全員が強制退去処分を受けた。
二〇〇〇年に処分の取り消しなどを求め提訴したが、最高裁で十月十日に敗訴が確定。外国人の在留資格に関して広い裁量権を持つ法相が、強制退去を前提にした収容か、在留特別許可のどちらを選択するかが注目されていた。
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