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□安倍自民大混乱 女性弁護士候補に地元ソッポ [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2674908/detail
安倍自民大混乱 女性弁護士候補に地元ソッポ
安倍自民党に「まさかの事態」だ。収賄で逮捕された佐藤栄佐久・前知事の失職に伴う福島県の出直し知事選(12日投開票)。民主党は意中の女性弁護士を自民党に奪われ、告示(先月26日)直前に慌てて参院議員の佐藤雄平氏を擁立するドタバタぶり。自民楽勝とみられたが、選挙戦序盤で予想外の展開になっている。担いだ森雅子候補(42)に自民の“読み違い”があったのだ……。
「彼女はともかく、病院職員だった父親が共産党員だという情報が地元で駆け巡っています。彼女自身も東北大の学生時代に“活動”にのめり込んでいたとの話が広がり、自民党県連や支持団体の一部が『なんで“革新候補”の応援をすんの?』とソッポを向き始めてしまったのです」(福島県政事情通)
森氏の選対事務所は、「いずれの情報も事実無根」と言うが、夫婦別姓を名乗るなど、どちらかといえば左がかった森氏の姿勢に自民党関係者がアレルギーを示しているのは事実。高卒以来、地元・いわき市を離れていたこともあり、県連幹部との初顔合わせでは、「アンタなんか知らん」と握手を拒否する県議もいたほどだ。
さらに、2児の母である森氏は出馬受諾にあたり、子育て優先を主張。県連に「土、日休暇」と「公務は午後6時まで」という条件をのませたといわれている。これにも県民は、「県政の混乱期に身を粉にする覚悟はないのか」と反発している。
「彼女が出馬会見で『民主党の推薦はいらない』と発言したことが、民主党陣営の結束を固めてしまった。そもそも、民主党が3年前の衆院選で行った候補者公募に応募してきたのは彼女の方。突然の三くだり半に民主党は、『なめんなよ!』と必勝モードです」(福島県政関係者)
劣勢に立たされた森陣営は「安倍首相に応援に来て欲しい」と執行部に懇願するも、党本部は「首相が応援に入って敗れたら、政権運営にマイナス」と見送る方向だという。
「森氏擁立を最終的に決めたのは、中川秀直幹事長。結局、党本部主導の人選では、地元はまとまらないということ。森陣営の出陣式に集まった支援者は100人足らず。同席した中川幹事長は、あまりの少なさに憮然としていました」(地元自民党関係者)
翌週の19日は沖縄知事選の投票だが、こちらも野党候補が有利。補選連勝だった安倍首相。早くもピンチだ。
【2006年11月2日掲載】
2006年11月05日10時00分
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