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米軍移転で国と座間市の交渉長期化か
在日米軍・防衛 2006/11/04
日米両政府による在日米軍再編の最終報告から十一月で半年を迎えた。計画が実行段階に移り始める中、再編の主要な柱であるキャンプ座間(座間、相模原市)への米陸軍新司令部の移転をめぐる、国と座間市の交渉は膠着(こうちゃく)状態が続く。星野勝司座間市長は基地の恒久化解消策を求めて計画反対を貫き、「誠意をみせるべきは国だ」と批判を強める。市長に翻意を促し、スムーズな実行を目指す国側からは”長期戦”との見方も出ている。
■座間のあせり
「あなたでは話にならない。恒久化解消は根本的な問題。防衛庁と直接交渉しないと解決には結びつかない」
五月の最終報告後、協議のために市役所を訪れた高見沢将林横浜防衛施設局長に星野市長は語気を強めた。現状を打破したいあせりもあった。
この半年で、両者の直接協議は二回だけ。計画が浮上した当初、両者が頻繁に協議を繰り返したのと比べ様変わりだ。内容に進展はなく、市議の一人は「国はほとぼりが冷めるのを待っているようだ。そんな態度ならば、最後まで反対し続けるだけ」と反発する。
■埋まらぬ溝
「地元の説得に全力を挙げる」という国側。だが、両者の主張に横たわる溝は深い。
防衛庁幹部は、地元からの「恒久化解消策」の訴えに、「国際情勢から基地をなくす見通しなんてない」とつれない反応を示す。「返還面積を広げれば、柔軟な対応をしてもらえるのではと期待した時期もあった。そうでないことは、はっきりした」と”座間の変化”への期待は冷めた。
「時間は山ほどないが、一年二年で(説得を)やらなければならない話ではない」と長期戦との見方を示す。
■つけは地元に
打開策が見えない中、「市民のためにも条件闘争に入るべきだ」(保守系市議)と、市長に方針転換を迫る声も聞こえ始めた。「再編の話は全く話題に上らない」(四十代の主婦)との指摘もある。反対運動は、沈静化したようにもみえる。
防衛庁内からは「地元の理解を得て実行すべきことだが、両政府の合意事項は実行する。それが最優先だ」と、地元の意向に反して”強行突破”を図りたい本音も聞こえ始めた。
反対運動盛り上げに躍起の市議の一人は、「なし崩し」に危機感を抱く。「国の説明責任が不十分なまま進められた再編のつけは地元住民に押しつけられる」。
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxinov55/
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